持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧




精神の道
"Via Dolorosa"

Mission complete




【アーサー】
なんだ? この部屋は・・・

ま、まさか・・・
ち、父上・・・?

【アーサーの父】
城門を閉めろ!
魔物共の進入を許すな!!

【アーサー】
父上、アーサーです!
ご無事だったのですね!!

父上・・・?
父上、聞こえないのですか!?

【アーサーの父】
ええい、何をしている!
早く閉めろ!!

なに? 構わん!
難民など捨て置け!!
早く城門を閉めぬか!

【アーサー】
ち、父上、そんな!!
弱き者を守るのは騎士の務め、
そう教えて下さったではないですか!

【アーサーの父】
弓隊、橋の上の難民共を射殺せ!
怯んだ隙に城門を閉めろ!

【アーサー】
父上!!

嘘だ! まやかしだ!!
父上がそんな事を言うはずがない!

あなたは・・・マリーン司祭・・・?

【老司祭】
わかりました・・・
あなたもお逃げなさい。

いえ、死ぬのは私だけで充分です。

人の心はこうも弱いものなのか・・・
ウーザー様はまるで人が
変わられたようだ・・・

誇り高いルイトガルド家の紋章も
今では侮蔑と恐怖の象徴・・・

どうしてこんな事に・・・
せめて、アーサー様が
生きておられれば・・・

【アーサー】
し、司祭様・・・

父上!

【アーサーの父】
ま、魔物共め、
よくもワシの領土を、城を・・・

生きてこの部屋を出すな!
1人ずつ首をはねよ!!

【老司祭】
おやめ下さいませ、ウーザー様!
この者達はただの農民では
ございませんかっ!!

ウーザー様ともあろうお方が、
家を追われ、城に逃げ込んだだけの
罪のない民を殺すと言うのですか!?
目を覚まして下さいませ!!

【アーサーの父】
黙れ、悪魔に魂を売った男め!
恩あるルイトガルド家を裏切った上に
このワシを非難するか!

ガゥエイン、
こやつを殺せ、殺せっ!!

【老司祭】
ウーザー様、
目を覚まして下さいませ!!

【アーサー】
父上っ!!!

どうして・・・
父上に一体何があったんだ!
何が父上を変えたんだ!!

僕は・・・信じない・・・
こんなの・・・
こんなの嘘に決まってる!

【聖者バルカイル】
人間の理性など
簡単に崩壊する・・・

汝の父に罪はない。
この時代を生きるには
あの者は繊細すぎたのだ。

【聖者アヴァダイル】
過去に戻りたくないか?
父を救いたくはないか?

【アーサー】
あなた達は何を言ってるんだ・・・

【聖者バルカイル】
『新しい世界』には、
時間も空間も存在しない。

個人を分ける境界もなく、
人々を苦しめる病気や死もない。

【聖者アヴァダイル】
君がやり直したいと思えば、
好きな時から自由に
やり直すことが出来る。

そう、強く優しい父と
また会うことが出来る。
不幸な歴史を取り除くことが出来る。

【アーサー】
う、嘘だ! 僕は騙されない!

【聖者アヴァダイル】
肉体を失うのが怖いのか?
肉体など魂を縛りつける鎖だ。

その鎖を断ち切ることによって、
はじめて人は
死や老いの恐怖に縛られない
真の自由を得ることが出来る。

【アーサー】
ち、違う!!
そんなの嘘だ!

【聖者アヴァダイル】
何故否定する?
君は誰よりも『新しい世界』の
到来を望んでいるのに。

【アーサー】
ぼ・・・僕は○○と
この世界を守る・・・

僕は○○と
一緒に戦うと決めたんだ!

【○○の虚像(明)】
本当の私はあなたが思ってるような
人間じゃない。

【○○の虚像(暗)】
冷静になって考えてみて。
誰があなたのような
単純な正義感を振り回す

単細胞男に心を開くと思う?

【アーサー】
黙れ!!
○○がそんな言葉を
言うはずがない!

僕は○○を信じている。
信じているんだ!!

【アーサーの虚像(明)】
嘘をつくなよ。
本当は不安なくせに。

【アーサー】
だ、誰だ!?

【アーサーの虚像(明)】
僕は君だよ。
抑圧され続けてきた
君の本当の姿さ。

【アーサーの虚像(暗)】
僕の悩みを○○は
癒してくれたか?

世間知らず、苦労知らず・・・
みんな僕をそういう奴だと決めつけて
本当の僕を理解しようと
してくれない・・・

【アーサーの虚像(明)】
誰にも理解してもらえない
僕の孤独を、
○○は理解してくれたか?

【アーサーの虚像(暗)】
○○は僕を
利用しているだけだ。

でも僕はそれを知っているのに、
知らない振りをしている・・・

【アーサー】
僕は・・・

【聖者ハンリアル】
あなたはもうわかってるはず。
この世界に本当の安らぎなんて
あるはずのないことを。

でも、『新しい世界』では
みんなが分かり合える。
人を包む殻がなくなり、
1つになれる・・・

【聖者ウェルカイル】
『新しい世界』では、
尊敬する父とまた会える。

そして、みんなと心の底から
理解し合える。

さあ、願うんだ。
『新しい世界』の到来を!

【アーサー】
そ、そんな・・・ぼ、僕は・・・

【アーサーの父】
アーサーよ、
愛する息子よ・・・
父を救ってくれ・・・

【アーサー】
父上っ!!!

うぅ・・・うわぁぁぁぁ!!

【聖者アヴァダイル】
預言者よ、目覚めよ!
『新しい世界』の扉を開け!!

【聖者アヴァダイル】
長かった・・・
1万年も待った・・・

【聖者バルカイル】
これでようやく真の永遠が・・・
真の安らぎが手に入る・・・

【アーサー】
そ、そんな・・・
ぼ、僕のせいでこの世界が
なくなってしまうなんて・・・

【聖者バルカイル】
『新しい世界』の声を聞き、
『始原の地』への扉を開く者、
それが第二の預言者・・・

汝はその預言者になったのだ。
何を悲嘆する?

【聖者ウェルカイル】
聞こえてこないか?
『新しい世界』の胎動が、
人々の歓喜の声が!

【アーサー】
○○、
ぼ、僕を殺してくれ!!

【アーサー】
どうすれば悪魔になれるか
わかった!

僕を殺せばいいんだ!
預言者を殺せば悪魔になれる!

【聖者アヴァダイル】
正解だ。
神と戦う資格を得るためには

聖書にかかれてある通りに
預言者を殺さなければならない。

【アーサー】
○○になら
殺されても構わない!
だから!! 早く!!

【聖者ウェルカイル】
だが、『始原の地』への扉が
完全に開き終わるまで、
それを許すわけにはいかない。

【アーサー】
○○!!

【聖者ウェルカイル】
殺しはしない。

○○君には
『始原の地』への扉が開いた後に、
『新しい世界』への呼び水となる
役目があるのだから。

くっ、誰だ!?

【不死者ファトゥム】
やはり届かぬか・・・

【聖者ウェルカイル】
な、何故ここに!?

【聖者バルカイル】
うろたえるな、ウェルカイル。
奴は魂を持たぬ人形・・・
どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。

【不死者ファトゥム】
余裕だな。
もう神になったつもりか?

○○、この槍を持て!
これで奴の心臓を貫け!

【聖者アヴァダイル】
残念だが
まだ預言者は殺させない。

世界を紡ぐ者は我々であって
預言者も、そして悪魔も
そのための道具に過ぎないのだから。

【聖者ウェルカイル】
残念だったね。
でも、預定外の存在は
今ここで排除させてもらうよ。

【不死者ファトゥム】
うぐっ!!

や、槍を!!

【アーサー】
○○、
僕は君を信じる!!
だからっ!!!

【聖者バルカイル】
何故立ち上がる?
汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を
自らの手で殺すというのか!?

【アーサー】
○○、お願いだ!!
僕を殺してくれ!!


・そんなこと出来ない!!
・アーサー、あなたのことは忘れない!




・そんなこと出来ない!!

【アーサー】
○○・・・
君と出逢えて本当によかった・・・

だからお願いだ・・・
約束を果たさせてくれ、
君を守る盾になるという約束を!!


・BACK
・CONTINUE



・アーサー、あなたのことは忘れない!



・BACK
・CONTINUE



【不死者ファトゥム】
頼む・・・

【アーサー】
ありがとう、○○・・・

【聖者バルカイル】
そ、そんな馬鹿な!!

何故・・・
何故こんなに容易く
預言者の結界が・・・

【クムラン】
これが人の力ですよ。

【聖者ウェルカイル】
ば、馬鹿な!!
第二の預言者の死は
まだ先のはず・・・

【クムラン】
あなた方の信じる運命よりも、
仲間を思う心の方が強かった・・・

使い古された言い回しですが、
そう答えるほかありません。

【聖者バルカイル】
そんな馬鹿な・・・

【クムラン】
神や伝説を否定すること、
それが私の導き出した答です。

あなた方の神も正義も真実も
もう私達には必要ありません。

【聖者アヴァダイル】
・・・・・・

【クムラン】
アノイア教を創り、
人々に1つの普遍的な価値観を
植え付けたのも、

世界中の人々に
永遠の命という夢を見せたのも、

すべては『新しい世界』という名の
幻想を人類に持たせるため・・・

【聖者バルカイル】
幻想・・・だと?

【クムラン】
人類共通の理想が存在することが
悪いことだとは思いません。

ですが、その幻想に縛られ
個人個人の自由が無くなっては
その理想もただの悪弊となります。

まして、その実現のために人の命を
簡単に与えたり奪うなど・・・
私達はあなた方を断じて認めません!

【聖者バルカイル】
言いたいことはそれだけか、
神に仇なす者共め!

【聖者アヴァダイル】
約束通り神と戦わせてやろう。
来るがいい、『始原の地』へ。

【聖者バルカイル】
馬鹿な!
光はまだ消えたわけではない。
行かせるべきではない!

【聖者アヴァダイル】
勿論『新しい世界』の到来を
諦めたわけではない。

だが、確かめたくなったのだ。
彼らの言う真実を。

それに、その者にはその資格がある。

【聖者バルカイル】
だが・・・

【聖者アヴァダイル】
下がれ、バルカイル。

我々の真実はこの門の向こうにある。
来るがいい、若者よ。




【毒術師サディーヤ】
・・・!!!

【クムラン】
ティアラさん、
彼らをお願いします。

【司祭ティアラ】
は、はい!




【クムラン】
よく頑張りましたね、
○○さん。

【アーサー】
○○!!

○○、心配かけてごめん。

でもどうして生きてるんだろう・・・
あの時は本当にもう駄目かと
思ったんだけど・・・

【クムラン】
アーサーさんには
仮死状態になってもらいました。

聖書の文面からこうなる事を察知し、
刺さった瞬間に凍結魔法が
局所的に作動する槍を、
ガイウスさんと共同で造ったのです。

彼らを騙せるかどうかは
賭けでしたが・・・

【アーサー】
そうか、
やっぱり死んだわけじゃないのか。

【クムラン】
すみませんでした、
アーサーさん、○○さん。
お伝えする時間がなくて・・・

【アーサー】
いえ、
もしそのトリックを知っていれば
上手くいかなかったでしょう。

僕はすぐに顔に出てしまうから。

逆に感謝しています。
クムランさんがあの槍を
用意してくださらなければ
僕は確実に死んでいたのだから。

あれ、そういえば
ファトゥムさんは・・・?

【司祭ティアラ】
ファトゥムさんは
サディーヤさんと一緒に地上に・・・
でも・・・

【クムラン】
体の傷は治っているのですが、
意識が戻らないのです。

ファトゥムさんの望んでいた
永遠の眠り、
それがこのような形で
訪れるなんて・・・

途中でファトゥムさんと
はぐれてしまったことを
後悔しています。

【アーサー】
そうだったのか・・・

【クムラン】
急ぎましょう!
扉が閉じてしまいます!!


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