"Via Dolorosa" Mission complete 【アーサー】 なんだ? この部屋は・・・▼ ま、まさか・・・ ち、父上・・・?▼ 【アーサーの父】 城門を閉めろ! 魔物共の進入を許すな!!▼ 【アーサー】 父上、アーサーです! ご無事だったのですね!!▼ 父上・・・? 父上、聞こえないのですか!?▼ 【アーサーの父】 ええい、何をしている! 早く閉めろ!!▼ なに? 構わん! 難民など捨て置け!! 早く城門を閉めぬか!▼ 【アーサー】 ち、父上、そんな!! 弱き者を守るのは騎士の務め、 そう教えて下さったではないですか!▼ 【アーサーの父】 弓隊、橋の上の難民共を射殺せ! 怯んだ隙に城門を閉めろ!▼ 【アーサー】 父上!!▼ 嘘だ! まやかしだ!! 父上がそんな事を言うはずがない!▼ あなたは・・・マリーン司祭・・・?▼ 【老司祭】 わかりました・・・ あなたもお逃げなさい。▼ いえ、死ぬのは私だけで充分です。▼ 人の心はこうも弱いものなのか・・・ ウーザー様はまるで人が 変わられたようだ・・・▼ 誇り高いルイトガルド家の紋章も 今では侮蔑と恐怖の象徴・・・▼ どうしてこんな事に・・・ せめて、アーサー様が 生きておられれば・・・▼ 【アーサー】 し、司祭様・・・▼ 父上!▼ 【アーサーの父】 ま、魔物共め、 よくもワシの領土を、城を・・・▼ 生きてこの部屋を出すな! 1人ずつ首をはねよ!!▼ 【老司祭】 おやめ下さいませ、ウーザー様! この者達はただの農民では ございませんかっ!!▼ ウーザー様ともあろうお方が、 家を追われ、城に逃げ込んだだけの 罪のない民を殺すと言うのですか!? 目を覚まして下さいませ!!▼ 【アーサーの父】 黙れ、悪魔に魂を売った男め! 恩あるルイトガルド家を裏切った上に このワシを非難するか!▼ ガゥエイン、 こやつを殺せ、殺せっ!!▼ 【老司祭】 ウーザー様、 目を覚まして下さいませ!!▼ 【アーサー】 父上っ!!!▼ どうして・・・ 父上に一体何があったんだ! 何が父上を変えたんだ!!▼ 僕は・・・信じない・・・ こんなの・・・ こんなの嘘に決まってる!▼ 【聖者バルカイル】 人間の理性など 簡単に崩壊する・・・▼ 汝の父に罪はない。 この時代を生きるには あの者は繊細すぎたのだ。▼ 【聖者アヴァダイル】 過去に戻りたくないか? 父を救いたくはないか?▼ 【アーサー】 あなた達は何を言ってるんだ・・・▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』には、 時間も空間も存在しない。▼ 個人を分ける境界もなく、 人々を苦しめる病気や死もない。▼ 【聖者アヴァダイル】 君がやり直したいと思えば、 好きな時から自由に やり直すことが出来る。▼ そう、強く優しい父と また会うことが出来る。 不幸な歴史を取り除くことが出来る。▼ 【アーサー】 う、嘘だ! 僕は騙されない!▼ 【聖者アヴァダイル】 肉体を失うのが怖いのか? 肉体など魂を縛りつける鎖だ。▼ その鎖を断ち切ることによって、 はじめて人は 死や老いの恐怖に縛られない 真の自由を得ることが出来る。▼ 【アーサー】 ち、違う!! そんなの嘘だ!▼ 【聖者アヴァダイル】 何故否定する? 君は誰よりも『新しい世界』の 到来を望んでいるのに。▼ 【アーサー】 ぼ・・・僕は○○と この世界を守る・・・▼ 僕は○○と 一緒に戦うと決めたんだ!▼ 【○○の虚像(明)】 本当の私はあなたが思ってるような 人間じゃない。▼ 【○○の虚像(暗)】 冷静になって考えてみて。 誰があなたのような 単純な正義感を振り回す▼ 単細胞男に心を開くと思う?▼ 【アーサー】 黙れ!! ○○がそんな言葉を 言うはずがない!▼ 僕は○○を信じている。 信じているんだ!!▼ 【アーサーの虚像(明)】 嘘をつくなよ。 本当は不安なくせに。▼ 【アーサー】 だ、誰だ!?▼ 【アーサーの虚像(明)】 僕は君だよ。 抑圧され続けてきた 君の本当の姿さ。▼ 【アーサーの虚像(暗)】 僕の悩みを○○は 癒してくれたか?▼ 世間知らず、苦労知らず・・・ みんな僕をそういう奴だと決めつけて 本当の僕を理解しようと してくれない・・・▼ 【アーサーの虚像(明)】 誰にも理解してもらえない 僕の孤独を、 ○○は理解してくれたか?▼ 【アーサーの虚像(暗)】 ○○は僕を 利用しているだけだ。▼ でも僕はそれを知っているのに、 知らない振りをしている・・・▼ 【アーサー】 僕は・・・▼ 【聖者ハンリアル】 あなたはもうわかってるはず。 この世界に本当の安らぎなんて あるはずのないことを。▼ でも、『新しい世界』では みんなが分かり合える。 人を包む殻がなくなり、 1つになれる・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 『新しい世界』では、 尊敬する父とまた会える。▼ そして、みんなと心の底から 理解し合える。▼ さあ、願うんだ。 『新しい世界』の到来を!▼ 【アーサー】 そ、そんな・・・ぼ、僕は・・・▼ 【アーサーの父】 アーサーよ、 愛する息子よ・・・ 父を救ってくれ・・・▼ 【アーサー】 父上っ!!!▼ うぅ・・・うわぁぁぁぁ!!▼ 【聖者アヴァダイル】 預言者よ、目覚めよ! 『新しい世界』の扉を開け!!▼ 【聖者アヴァダイル】 長かった・・・ 1万年も待った・・・▼ 【聖者バルカイル】 これでようやく真の永遠が・・・ 真の安らぎが手に入る・・・▼ 【アーサー】 そ、そんな・・・ ぼ、僕のせいでこの世界が なくなってしまうなんて・・・▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』の声を聞き、 『始原の地』への扉を開く者、 それが第二の預言者・・・▼ 汝はその預言者になったのだ。 何を悲嘆する?▼ 【聖者ウェルカイル】 聞こえてこないか? 『新しい世界』の胎動が、 人々の歓喜の声が!▼ 【アーサー】 ○○、 ぼ、僕を殺してくれ!!▼ 【アーサー】 どうすれば悪魔になれるか わかった!▼ 僕を殺せばいいんだ! 預言者を殺せば悪魔になれる!▼ 【聖者アヴァダイル】 正解だ。 神と戦う資格を得るためには▼ 聖書にかかれてある通りに 預言者を殺さなければならない。▼ 【アーサー】 ○○になら 殺されても構わない! だから!! 早く!!▼ 【聖者ウェルカイル】 だが、『始原の地』への扉が 完全に開き終わるまで、 それを許すわけにはいかない。▼ 【アーサー】 ○○!!▼ 【聖者ウェルカイル】 殺しはしない。▼ ○○君には 『始原の地』への扉が開いた後に、 『新しい世界』への呼び水となる 役目があるのだから。▼ くっ、誰だ!?▼ 【不死者ファトゥム】 やはり届かぬか・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 な、何故ここに!?▼ 【聖者バルカイル】 うろたえるな、ウェルカイル。 奴は魂を持たぬ人形・・・ どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。▼ 【不死者ファトゥム】 余裕だな。 もう神になったつもりか?▼ ○○、この槍を持て! これで奴の心臓を貫け!▼ 【聖者アヴァダイル】 残念だが まだ預言者は殺させない。▼ 世界を紡ぐ者は我々であって 預言者も、そして悪魔も そのための道具に過ぎないのだから。▼ 【聖者ウェルカイル】 残念だったね。 でも、預定外の存在は 今ここで排除させてもらうよ。▼ 【不死者ファトゥム】 うぐっ!!▼ や、槍を!!▼ 【アーサー】 ○○、 僕は君を信じる!! だからっ!!!▼ 【聖者バルカイル】 何故立ち上がる? 汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を 自らの手で殺すというのか!?▼ 【アーサー】 ○○、お願いだ!! 僕を殺してくれ!!▼ ・そんなこと出来ない!! ・アーサー、あなたのことは忘れない! |
・そんなこと出来ない!!
【アーサー】 ○○・・・ 君と出逢えて本当によかった・・・▼ だからお願いだ・・・ 約束を果たさせてくれ、 君を守る盾になるという約束を!!▼ ・BACK ・CONTINUE |
・アーサー、あなたのことは忘れない!
・BACK ・CONTINUE |
【不死者ファトゥム】 頼む・・・▼ 【アーサー】 ありがとう、○○・・・▼ 【聖者バルカイル】 そ、そんな馬鹿な!!▼ 何故・・・ 何故こんなに容易く 預言者の結界が・・・▼ 【クムラン】 これが人の力ですよ。▼ 【聖者ウェルカイル】 ば、馬鹿な!! 第二の預言者の死は まだ先のはず・・・▼ 【クムラン】 あなた方の信じる運命よりも、 仲間を思う心の方が強かった・・・▼ 使い古された言い回しですが、 そう答えるほかありません。▼ 【聖者バルカイル】 そんな馬鹿な・・・▼ 【クムラン】 神や伝説を否定すること、 それが私の導き出した答です。▼ あなた方の神も正義も真実も もう私達には必要ありません。▼ 【聖者アヴァダイル】 ・・・・・・▼ 【クムラン】 アノイア教を創り、 人々に1つの普遍的な価値観を 植え付けたのも、▼ 世界中の人々に 永遠の命という夢を見せたのも、▼ すべては『新しい世界』という名の 幻想を人類に持たせるため・・・▼ 【聖者バルカイル】 幻想・・・だと?▼ 【クムラン】 人類共通の理想が存在することが 悪いことだとは思いません。▼ ですが、その幻想に縛られ 個人個人の自由が無くなっては その理想もただの悪弊となります。▼ まして、その実現のために人の命を 簡単に与えたり奪うなど・・・ 私達はあなた方を断じて認めません!▼ 【聖者バルカイル】 言いたいことはそれだけか、 神に仇なす者共め!▼ 【聖者アヴァダイル】 約束通り神と戦わせてやろう。 来るがいい、『始原の地』へ。▼ 【聖者バルカイル】 馬鹿な! 光はまだ消えたわけではない。 行かせるべきではない!▼ 【聖者アヴァダイル】 勿論『新しい世界』の到来を 諦めたわけではない。▼ だが、確かめたくなったのだ。 彼らの言う真実を。▼ それに、その者にはその資格がある。▼ 【聖者バルカイル】 だが・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 下がれ、バルカイル。▼ 我々の真実はこの門の向こうにある。 来るがいい、若者よ。▼ 【毒術師サディーヤ】 ・・・!!!▼ 【クムラン】 ティアラさん、 彼らをお願いします。▼ 【司祭ティアラ】 は、はい!▼ 【クムラン】 よく頑張りましたね、 ○○さん。▼ 【アーサー】 ○○!!▼ ○○、心配かけてごめん。▼ でもどうして生きてるんだろう・・・ あの時は本当にもう駄目かと 思ったんだけど・・・▼ 【クムラン】 アーサーさんには 仮死状態になってもらいました。▼ 聖書の文面からこうなる事を察知し、 刺さった瞬間に凍結魔法が 局所的に作動する槍を、 ガイウスさんと共同で造ったのです。▼ 彼らを騙せるかどうかは 賭けでしたが・・・▼ 【アーサー】 そうか、 やっぱり死んだわけじゃないのか。▼ 【クムラン】 すみませんでした、 アーサーさん、○○さん。 お伝えする時間がなくて・・・▼ 【アーサー】 いえ、 もしそのトリックを知っていれば 上手くいかなかったでしょう。▼ 僕はすぐに顔に出てしまうから。▼ 逆に感謝しています。 クムランさんがあの槍を 用意してくださらなければ 僕は確実に死んでいたのだから。▼ あれ、そういえば ファトゥムさんは・・・?▼ 【司祭ティアラ】 ファトゥムさんは サディーヤさんと一緒に地上に・・・ でも・・・▼ 【クムラン】 体の傷は治っているのですが、 意識が戻らないのです。▼ ファトゥムさんの望んでいた 永遠の眠り、 それがこのような形で 訪れるなんて・・・▼ 途中でファトゥムさんと はぐれてしまったことを 後悔しています。▼ 【アーサー】 そうだったのか・・・▼ 【クムラン】 急ぎましょう! 扉が閉じてしまいます!!▼ ・BACK ・CONTINUE |
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