*「私は 高名なツボ職人なのだが じつは とんでもないツボを 作ってしまってのう……。 *「名づけて 封魔のツボ。 どんな強大な悪魔でも 百年の間 封じこめてしまうツボなのじゃ。 *「こんなものを作ったことが 魔族に知れたら わしの身が あぶないというもの。 *「ほとぼりが冷めるまで どこか 身をかくしておく場所は ないものじゃろうか? この人に ホフマンの町のことを 教えますか? 【はい】 *「おお 新しい町があるのか。 ならば このツボと共に そこへ 身をかくすとしよう。 *「わしは ツボ職人のルドスト。 優れた才能ゆえに 危険な目にあう 不幸の人じゃ。 【いいえ】 *「ああ 困った 困った。 こんなツボ いっそのこと 割ってしまおうか……? *「いやいや いかなるチカラを持とうと わしの かわいいツボじゃ。 割ることなど とても できぬ! |
◆昼・夜 *「わしは ◇◇◇◇にいた 天才ツボ職人 ルドストじゃ。 *「そういえば 例の封魔のツボは わが一族の秘宝として 大切に 守っていくことにしたよ。 *「わしには このツボが いつか わが子孫を 救ってくれるように 思えてならんのじゃ。 |