【アスロイト人A】 ん?お前、ブランユの・・・▼ へっへっへっ、こいつは面白え、 まさかこんな所に ブランユのお嬢様がいるとはなァ。▼ 【アスロイト人B】 知り合いか?▼ 【アスロイト人A】 向こうは知るわけねえよ。 俺だってもう何年も前に 2・3回見たことがあるだけさ。▼ 【アスロイト人B】 なんだそりゃ。▼ 【アスロイト人A】 俺が東アスロイトの ブランユっていうクソ田舎から 来たってのは言ったよな。▼ この女はそこの領主のお嬢様さ。 いや、元お嬢様かな。▼ 【アスロイト人B】 元・・・?▼ 【アスロイト人A】 こいつのオヤジってのは 騎士の位を剥奪されて処刑された クズ野郎なんだよ。▼ 奥方と子供は1ガルトも持たずに 城を追い出されたって聞いたが、 まさかこんな所で会うとはな。▼ 【レイア】 ○○、外で待つ。▼ 【アスロイト人A】 待てよ、つれねえなァ。 同郷者同志仲良くしようや。▼ なんなら金を恵んでやっても いいんだぜ。▼ 【レイア】 物乞いになったつもりはない。▼ 【アスロイト人A】 気取ってんじゃねえよ。 剣なんぞ持って まだ騎士様のつもりか?▼ まったく、 見苦しいったらありゃしねえぜ、 いつまでも過去の栄光に しがみつきやがってよ。▼ 土地を持たねえ元貴族なんぞ 物乞いも同じ、 いや、現実を受け入れてる分 物乞いの方がまだマシだ。▼ なんだその目は。 俺とやるってのか?▼ 俺は別に構わねえぜ。 いや、むしろその方がありがてえな。 忘れようにも忘れられねえ恨みなんぞ クサるほどあるんだからよ。▼ 金に困ってるんだろ? くだらねえプライドなんぞ捨てて お金を恵んで下さいって 土下座して頼めよ。▼ いくらでも恵んでやるよ。 金ならクサるほど持ってるからな。▼ ・いい加減にしろ! ・レイア、外に出ようよ |
・いい加減にしろ!
【アスロイト人A】 てめえ,今なんて言った? 事情も知らねえ奴が口を挟むな!▼ 【アスロイト人B】 まあまあ、その辺で止めておけよ。 お前の気持ちも分からなくはねえが、 あんまり誉められたもんじゃねえぜ。▼ 【アスロイト人A】 だがよ、俺の家族は こいつのオヤジのせいで・・・▼ 【アスロイト人B】 それは知ってるよ。 だがな、お前のやってることも 立派な弱い者イジメだ。▼ それじゃ貴族のクズ共と 同じじゃねえか。▼ 【アスロイト人A】 そ、そうかもしれねえが・・・▼ 【アスロイト人B】 悪かったな、嬢ちゃん。▼ だが、頭に元が付くとはいえ、 俺達平民にとっちゃ、あんたが 不愉快な存在だってのは変わりわえ。 もうここには来ないでくれ。▼ 仲間を馬鹿にされたんだ、 怒るのは当然だろう。 だが、お前さんも ここは我慢して出ていってくれ。▼ 【レイア】 何故あのような事を・・・? 侮蔑を受けたのは私だ。 お前が怒る理由などないはずだ。▼ ・レイアが馬鹿にされたから・・・ ・なんとなく不愉快だったから ・BACK |
・レイアが馬鹿にされたから・・・
【レイア】 誇りなどとうに失せた。 同情などいらない。▼ それに、あの男が止めなければ お前もやられていたかも しれないのだ。▼ 下らない正義感のために 命を落としても誰も褒めてはくれん。 もうあのような軽率なことはするな。 他人になど関わるな。▼ ・BACK |
・なんとなく不愉快だったから
【レイア】 呆れた答だな・・・▼ あの男が止めなければ お前もやられていたかも しれないというのに・・・▼ だが2度とあのような 軽率なことはするな。▼ お前にはお前の 戦う理由があるはずだ。 他人になど関わるな。▼ ・BACK |
・レイア、外に出ようよ
【アスロイト人A】 そんなに出て行きてえのなら 1人で出て行け!! 俺はこいつに話があるんだ!▼ どうした? 平民に頭を下げるのは そんなにイヤか!?▼ 【アスロイト人B】 おい、 もうそのくらいにしてやれよ。▼ お前の気持ちも分からなくはねえが、 あんまり誉められたもんじゃねえぜ。▼ 【アスロイト人A】 だがよ、俺の家族は こいつのオヤジのせいで・・・▼ 【アスロイト人B】 それは知ってるよ。 だがな、お前のやってることも 立派な弱い者イジメだ。▼ それじゃ貴族のクズ共と 同じじゃねえか。▼ 【アスロイト人A】 そ、そうかもしれねえが・・・▼ 【アスロイト人B】 悪かったな、嬢ちゃん。▼ だが、頭に元が付くとはいえ、 俺達平民にとっちゃ、あんたが 不愉快な存在だってのは変わりわえ。 もうここには来ないでくれ。▼ 【レイア】 奴の言った事は本当だ。 騎士の位どころか、 教会籍すら持たない人外の身・・・▼ 軽蔑したければすればいい。▼ だが私にも戦う理由がある。 何と言われようと生き抜いてみせる。▼ ・BACK |
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