持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧



【アスロイト人A】
ん?お前、ブランユの・・・

へっへっへっ、こいつは面白え、
まさかこんな所に
ブランユのお嬢様がいるとはなァ。

【アスロイト人B】
知り合いか?

【アスロイト人A】
向こうは知るわけねえよ。
俺だってもう何年も前に
2・3回見たことがあるだけさ。

【アスロイト人B】
なんだそりゃ。

【アスロイト人A】
俺が東アスロイトの
ブランユっていうクソ田舎から
来たってのは言ったよな。

この女はそこの領主のお嬢様さ。
いや、元お嬢様かな。

【アスロイト人B】
元・・・?

【アスロイト人A】
こいつのオヤジってのは
騎士の位を剥奪されて処刑された
クズ野郎なんだよ。

奥方と子供は1ガルトも持たずに
城を追い出されたって聞いたが、
まさかこんな所で会うとはな。

【レイア】
○○、外で待つ。

【アスロイト人A】
待てよ、つれねえなァ。
同郷者同志仲良くしようや。

なんなら金を恵んでやっても
いいんだぜ。

【レイア】
物乞いになったつもりはない。

【アスロイト人A】
気取ってんじゃねえよ。
剣なんぞ持って
まだ騎士様のつもりか?

まったく、
見苦しいったらありゃしねえぜ、
いつまでも過去の栄光に
しがみつきやがってよ。

土地を持たねえ元貴族なんぞ
物乞いも同じ、
いや、現実を受け入れてる分
物乞いの方がまだマシだ。

なんだその目は。
俺とやるってのか?

俺は別に構わねえぜ。
いや、むしろその方がありがてえな。
忘れようにも忘れられねえ恨みなんぞ
クサるほどあるんだからよ。

金に困ってるんだろ?
くだらねえプライドなんぞ捨てて
お金を恵んで下さいって
土下座して頼めよ。

いくらでも恵んでやるよ。
金ならクサるほど持ってるからな。

・いい加減にしろ!
・レイア、外に出ようよ



・いい加減にしろ!

【アスロイト人A】
てめえ,今なんて言った?
事情も知らねえ奴が口を挟むな!

【アスロイト人B】
まあまあ、その辺で止めておけよ。
お前の気持ちも分からなくはねえが、
あんまり誉められたもんじゃねえぜ。

【アスロイト人A】
だがよ、俺の家族は
こいつのオヤジのせいで・・・

【アスロイト人B】
それは知ってるよ。
だがな、お前のやってることも
立派な弱い者イジメだ。

それじゃ貴族のクズ共と
同じじゃねえか。

【アスロイト人A】
そ、そうかもしれねえが・・・

【アスロイト人B】
悪かったな、嬢ちゃん。

だが、頭に元が付くとはいえ、
俺達平民にとっちゃ、あんたが
不愉快な存在だってのは変わりわえ。
もうここには来ないでくれ。

仲間を馬鹿にされたんだ、
怒るのは当然だろう。
だが、お前さんも
ここは我慢して出ていってくれ。

【レイア】
何故あのような事を・・・?
侮蔑を受けたのは私だ。
お前が怒る理由などないはずだ。

・レイアが馬鹿にされたから・・・
・なんとなく不愉快だったから



・BACK


・レイアが馬鹿にされたから・・・

【レイア】
誇りなどとうに失せた。
同情などいらない。

それに、あの男が止めなければ
お前もやられていたかも
しれないのだ。

下らない正義感のために
命を落としても誰も褒めてはくれん。
もうあのような軽率なことはするな。
他人になど関わるな。


・BACK


・なんとなく不愉快だったから

【レイア】
呆れた答だな・・・

あの男が止めなければ
お前もやられていたかも
しれないというのに・・・

だが2度とあのような
軽率なことはするな。

お前にはお前の
戦う理由があるはずだ。
他人になど関わるな。


・BACK


・レイア、外に出ようよ

【アスロイト人A】
そんなに出て行きてえのなら
1人で出て行け!!
俺はこいつに話があるんだ!

どうした?
平民に頭を下げるのは
そんなにイヤか!?

【アスロイト人B】
おい、
もうそのくらいにしてやれよ。

お前の気持ちも分からなくはねえが、
あんまり誉められたもんじゃねえぜ。

【アスロイト人A】
だがよ、俺の家族は
こいつのオヤジのせいで・・・

【アスロイト人B】
それは知ってるよ。
だがな、お前のやってることも
立派な弱い者イジメだ。

それじゃ貴族のクズ共と
同じじゃねえか。

【アスロイト人A】
そ、そうかもしれねえが・・・

【アスロイト人B】
悪かったな、嬢ちゃん。

だが、頭に元が付くとはいえ、
俺達平民にとっちゃ、あんたが
不愉快な存在だってのは変わりわえ。
もうここには来ないでくれ。

【レイア】
奴の言った事は本当だ。
騎士の位どころか、
教会籍すら持たない人外の身・・・

軽蔑したければすればいい。

だが私にも戦う理由がある。
何と言われようと生き抜いてみせる。


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