【レイア】 町に戻ってきたのか? 無駄な時間を・・・ 仕方ない、物資を調達してくる。▼ 【シャルン】 じゃああたしも 買い物すませとくよ。▼ |
・パスカ Version ・シャルン Version |
・パスカ Version
【パスカ】 おっ、○○。▼ レイアもさっき戻ってきたぜ。 でもさ、あいつ一体どうしたんだ?▼ いつも無口だし無表情だけど、 どこかビリッとした緊張感が あるじぁねえか、▼ でもさっきは 心ここにあらずってカンジで、 いつものレイアとは見るからに 大違いだったんだけど・・・▼ ま、とりあえず報告したからな。 あいつの相棒だろ? こういうときこそ支えてやれよ。▼ もし話がややこしそうだったら オレを呼んでくれてもいいからさ。 そりゃオレも少しは心配だもんな。▼ |
【レイア】 ふっ、滑稽だな・・・▼ まだ何も見つけていないというのに 国が滅びようとしているとは・・・▼ 私は何のためにここに来た!? 私は何のために女を捨てた!?▼ 放っておいてくれ・・・ 私にはもう戦う意味がない・・・▼ |
【パスカ】 どうしたんだ、暗い顔してさ。 もっと気楽にいこうぜ。▼ 【レイア】 ・・・・・・・▼ 【パスカ】 そう、その顔だけどさ、 ちょっと笑うだけでいいんだけどな。▼ お前が何を悩んでるのか オレ達は知らねえけど、▼ あと数年、 ひょっとするとあと数ヶ月で この世界はなくなっちまうかも しれねえんだ、▼ もっと今を楽しまなきゃ 損だと思うぜ。▼ もしなんだったら○○に 愚痴でも聞いてもらえよ。 意外とスッキリするかもしれねえね。▼ 人に悩み打ち明けるなんて お前のガラじぁねえだろうけど、 ○○になら言えるだろ?▼ 一緒にあっちの世界に 片足突っ込んだ仲間じぁねえか。▼ 仲間を信用しろとは言わねえ。 でも、もっとオレ達を利用しろよ。▼ 【レイア】 ・・・私の父は アスロイトの四公爵の1人 デューラー公に仕える騎士だった。▼ 私が10歳の時、 父は、主君に対する反逆の罪で 騎士の位を剥奪され処刑された。▼ 実際は、日照りに苦しむ農民どもに 公爵の狩り場の水路をせき止め 水を分け与えたという、 実に下らない理由だったのだがな。▼ ともかく、反逆の罪を犯せば その家族も処刑される。 まだ12歳だった兄も殺され、 父とともに城下の広場に吊された。▼ だが、デューラー公の息子が 母を側室に欲していたため 母と私と幼い弟だけは 処刑されずにすんだ。▼ しかし、あの男の側室になることを 拒み続けた母と私達は 1年後、1枚のコインを持つことも 許されずに城を追われた・・・▼ 騎士の位を剥奪された不名誉な一家を 迎えてくれる者などいるはずもない。▼ 父が助けた農民どもも、 私達を迎え入れるどころか、 石と罵声で私達を追い返した。▼ 【パスカ】 でもさ、それはそのなんとかって 公爵を恐れてのことだろ?▼ オレ達平民は、いつ貴族の気分次第で 殺されるかわからねえんだ。 そりゃ、お前からすりゃ 許せないかもしれないけどさ・・・▼ 【レイア】 ああ、公爵の目を恐れての ことかもしれない・・・▼ それは別に構わない。 恨みにも思っていない。▼ ともかく、行く場のない私達は、 親戚中をたらい回しにされた。 どこにも私達の居場所はなかった。▼ 父の愚かな行動のために 私の家族は・・・ あの愚かな男のせいで!▼ 【パスカ】 そう悪く言うなよ、 お前のオヤジなんだろ?▼ それに、お前のオヤジのおかげで 大勢の人間が飢えずに済んだんだ。▼ 【レイア】 他人からすれば美談かもしれん。 だが、私の家族にしてみれば 笑えない冗談にすぎない。▼ 私の家も小さいとはいえ、 何十人もの使用人や従者がいる。 そして彼等にも家族がいる。▼ 父の思慮に欠けた行動のために、 家臣達やその家族までもが 路頭に迷うこととなった。▼ 気高く美しかった母も、 物乞いのような生活が続き、 心を病んで今では見る影もない・・・▼ 【パスカ】 ・・・・・・▼ 【レイア】 普通の生活をしたくても、 どの土地も私達を拒み続ける。▼ ここで見つけた財宝を 母のもとに送っても、 公爵の手の者に全て没収される。▼ 私の家族と家臣達を救うには、 不老不死の秘宝 『アザレの石』を見つけ、▼ 王国内でただ1人 デューラー公以上の権力をもつ アスロイト国王に直接 認めてもらうしかなかった・・・▼ 【パスカ】 それでこの時に来たか・・・▼ 【レイア】 この町に来るための 手形1つ手に入れるだけで 3年も必要とした。▼ その3年は屈辱の連続だった。 それでも耐えてこられたのは 母と弟と家臣達を救うという 希望があったからだ・・・▼ だが・・・▼ だが、肝心の王家も王国も もう存在しない・・・▼ 【パスカ】 ・・・・・・▼ 【レイア】 私のやってきたことは 無駄だったのか!?▼ 私はなんのために・・・▼ 【パスカ】 レイア・・・▼ 【レイア】 ・・・・・・▼ |
【パスカ】 レイア・・・▼ 【レイア】 待っててくれたのか・・・▼ 【パスカ】 レイア・・・▼ 何て言ったらいいか わかんねえけどさ・・・▼ 【レイア】 いや・・・▼ 【パスカ】 レイア・・・▼ 【レイア】 恥ずかしい所を 見せてしまったな・・・▼ だが確かに 少し楽になったかもしれない・・・▼ 不思議だな。仲間というのも・・・ →はい いいえ 【レイア】 そうだな・・・▼ どうせする事もない。 一緒に行かせてもらう・・・▼ ・BACK |
・シャルン Version
【シャルン】 あっ、○○。▼ レイアもさっき戻ってきたよ。 でも、レイア一体どうしたの?▼ レイアって いつも無口だし無表情だけど、 どこかビリッとした 緊張感があるよね、▼ でもさっきは 心ここにあらずって感じで、 いつものレイアとは 大違いだったんだけど・・・▼ とりあえず報告したよ。 ○○はレイアの相棒でしょ? こういう時こそ支えてあげるんだよ。▼ もし○○の手で余るようなら あたしも一緒に行くよ。 あたしもレイアのことは心配だから。▼ |
【レイア】 ふっ、滑稽だな・・・▼ まだ何も見つけていないというのに 国が滅びようとしているとは・・・▼ 私は何のためにここに来た!? 私は何のために女を捨てた!?▼ 放っておいてくれ・・・ 私にはもう戦う意味がない・・・▼ |
【シャルン】 そろそろみんなに自分のこと 話してもいいんじゃない?▼ 誰の力も借りずに 1人で生きるんだって顔してるけど、 今のレイアちょっと痛々しいよ。▼ どんな過去があるのか知らないけど、 少しはあたし達に相談してよ。 愚痴をこぼしてよ。 少しは気が楽になるかもしれないよ。▼ 【レイア】 ・・・・・・・▼ 【シャルン】 ○○には聞く資格が あると思うんだけどな。▼ 一緒に死線をくぐった仲間でしょ? ○○には何度も 助けられたでしょ?▼ 頼んだ覚えはないって 言うかもしれないけど、 レイアの事が心配なんだよ。▼ もちろん、話を聞いても あたし達は何の力にも なれないかもしれない・・・▼ でも、○○のことを 信頼出来る仲間と認めてるなら、 自分がどんなことを考えている 人間なのかだけは伝えた方がいいよ。▼ いつまでも自分を隠し続ける人に、 命預ける事なんて出来ないよ。▼ 【レイア】 ・・・私の父は アスロイトの四公爵の1人 デューラー公に仕える騎士だった。▼ 私が10歳の時、 父は、主君に対する反逆の罪で 騎士の位を剥奪され処刑された。▼ 実際は、日照りに苦しむ農民どもに 公爵の狩り場の水路をせき止め 水を分け与えたという、 実に下らない理由だったのだがな。▼ ともかく、反逆の罪を犯せば その家族も処刑される。 まだ12歳だった兄も殺され、 父とともに城下の広場に吊された。▼ だが、デューラー公の息子が 母を側室に欲していたため 母と私と幼い弟だけは 処刑されずにすんだ。▼ しかし、あの男の側室になることを 拒み続けた母と私達は 1年後、1枚のコインを持つことも 許されずに城を追われた・・・▼ 騎士の位を剥奪された不名誉な一家を 迎えてくれる者などいるはずもない。▼ 父が助けた農民どもも、 私達を迎え入れるどころか、 石と罵声で私達を追い返した。▼ 【シャルン】 でも、それは・・・▼ 【レイア】 ああ、公爵の目を恐れての ことかもしれない・・・▼ それは別に構わない。 恨みにも思っていない。 ともかく、行く場のない私達は、 親戚中をたらい回しにされた。▼ どこにも私達の居場所はなかった。▼ 父の愚かな行動のために 私の家族は・・・ あの愚かな男のせいで!▼ 【シャルン】 でも、あなたの父さんは 大勢の人助けたんでしょ?▼ すごく勇気のある人だと思う。 そんなに父さんを 悪く言うべきじゃ・・・▼ 【レイア】 他人からすれば美談かもしれん。 だが、私の家族にしてみれば 笑えない冗談にすぎない。▼ それに、私の家も小さいとはいえ、 何十人もの使用人や従者がいる。 そして彼等にも家族がいる。▼ 父の思慮に欠けた行動のために、 家臣達やその家族までもが 路頭に迷うこととなった。▼ 気高く美しかった母も、 物乞いのような生活が続き、 心を病んで今では見る影もない・・・▼ 【シャルン】 ・・・・・・▼ 【レイア】 普通の生活をしたくても、 どの土地も私達を拒み続ける。▼ ここで見つけた財宝を 母のもとに送っても、 公爵の手の者に全て没収される。▼ 私の家族と家臣達を救うには、 不老不死の秘宝 『アザレの石』を見つけ、▼ 王国内でただ1人 デューラー公以上の権力をもつ アスロイト国王に直接 認めてもらうしかなかった・・・▼ 【シャルン】 そうだったの・・・▼ 【レイア】 この町に来るための 手形1つ手に入れるだけで 2年も必要とした。▼ その2年は屈辱の連続だった。 それでも耐えてこられたのは 母と弟と家臣達を救うという 希望があったからだ・・・▼ だが・・・▼ だが、肝心の王家も王国も もう存在しない・・・▼ 【シャルン】 ・・・・・・▼ 【レイア】 私のやってきたことは 無駄だったのか!?▼ 私はなんのために・・・▼ 【シャルン】 レイア・・・▼ |
【シャルン】 レイア・・・▼ 【レイア】 待っててくれたのか・・・▼ 【シャルン】 レイア・・・▼ 何て言ったらいいか わかんないけど・・・▼ 【レイア】 いや・・・▼ 【シャルン】 レイア・・・▼ 【レイア】 恥ずかしい所を 見せてしまったな・・・▼ だが確かに 少し楽になったかもしれない・・・▼ 不思議だな。仲間というのも・・・ →はい いいえ 【レイア】 そうだな・・・▼ どうせする事もない。 一緒に行かせてもらう・・・▼ ・BACK |
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