"Via Dolorosa" Mission complete 【エレアノール】 こ、ここは一体・・・▼ そ、そんな・・・まさか・・・▼ 【エレアノールの父】 久しぶりだな、エレアノール・・・▼ 【エレアノール】 ち・・・父上・・・▼ 【エレアノールの父】 お前を殺そうとしたわしを、 また父と呼んでくれるのか・・・▼ 【エレアノール】 それは・・・▼ 【エレアノールの父】 すまない、エレアノール・・・ わしはどうかしていた・・・▼ 保身のためにお前を 殺そうとするなど・・・ ただ恥じ入るばかりだ・・・▼ 【エレアノール】 父上・・・▼ 【エレアノールの父】 だが弁解させてくれ・・・ あの時の私にはあれ以外の選択は なかったのだ・・・▼ 数多くの政敵が 内務大臣の座を狙い、 肉親の中にも心許せる者が いなかった・・・▼ いや、これも醜い言い訳か・・・▼ 自分を守るために 実の娘を殺そうとしたのだ、 弁解の余地もないだろう。 殺されて当然だ・・・▼ いや、むしろお前に殺されて よかったのかもしれぬ・・・▼ 【エレアノール】 父上、そんな・・・ 私こそ謝らなければなりません・・・▼ 【エレアノールの父】 いや、その必要はない・・・ お前は正しいことを したのだからな・・・▼ 【エレアノール】 ち・・・父上・・・▼ 父上、待って下さい!!▼ 【聖者アヴァダイル】 もう1度やり直したくないのか?▼ 【エレアノール】 ・・・!?▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』には、 時間も空間も存在しない・・・▼ 個人を分ける境界もなく、 人々を苦しめる病気や死もない・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 君がやり直したいと思えば、 好きな時に戻って 自由に人生をやり直すことが出来る。▼ そう、君の望んだ『普通の家庭』を 味わうことも出来るのだ。▼ 【エレアノール】 ・・・それが言いたいが為に 今の幻影を見せたのですか!?▼ 【聖者アヴァダイル】 幻影ではない。 君が望んだ父の姿だよ。▼ 【エレアノール】 私は騙されません! 『新しい世界』など・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 肉体を失うのが怖いのか? 肉体など魂を縛りつける鎖だ。▼ その鎖を断ち切ることによって、 はじめて人は 死や老いの恐怖に縛られない 真の自由を得ることが出来る。▼ 【エレアノール】 それが楽園だとは思いません。▼ 限りある命をいかに生きるか、 人の真価はそこにあるのでは ないですか!?▼ 【聖者アヴァダイル】 何故否定する? 君は誰よりも『新しい世界』の 到来を望んでいるのに。▼ 【エレアノール】 私は○○と共に戦います。 この世界を守るために!▼ 【○○の虚像(明)】 本当の僕は君が思ってるような 人間じゃない。▼ 【○○の虚像(暗)】 誰がお前のような 退屈な女に心を開くかよ。▼ 【エレアノール】 私は○○を信じています! 偽りの言葉に騙されはしません!▼ 【エレアノールの虚像(明)】 下手な嘘ね。 正直に言えばどうなの? 本当は誰も信じていないって。▼ 【エレアノール】 今度は私の虚像ですか? 何を出してきても無駄です!▼ 【エレアノールの虚像(明)】 虚像じゃないわ。 抑圧され続けてきた あなたの本当の姿よ。▼ 【エレアノールの虚像(暗)】 私は何も信じていない。 神も、仲間も、家族も、 善意も、優しさも、正義も・・・▼ 信じなければ失望することもない。 それを誰よりも知っているから。▼ 【エレアノール】 それは私の言葉じゃない!▼ 【エレアノールの虚像(明)】 偽りの友情、偽りの正義感、 計算された言葉、計算された表情、 あなたの本当の心はどこにあるの?▼ 仮面の下には何もない・・・ 自分でそれをわかっている。 自分で自分が見えなくなる時がある。▼ 【エレアノールの虚像(暗)】 あなたが『信じる』って言葉を 使いたがるのは、 誰も信じてないことの裏返し・・・▼ 自分が誰も信じられないことを 知っているから、 無理にその言葉を使おうとする・・・▼ 【エレアノールの虚像(明)】 さみしい女ね・・・▼ 【エレアノール】 違う!▼ 【聖者ハンリアル】 あなたはもうわかってるはず。 この世界に本当の安らぎなんて あるはずのないことを。▼ でも、『新しい世界』では みんなが分かり合える。 人を包む殻がなくなり、 1つになれる・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 『新しい世界』では、 人生をやり直せる。▼ そして、みんなと心の底から 理解し合える。▼ さあ、願うんだ。 『新しい世界』の到来を!▼ 【エレアノールの父】 エレアノール・・・ 父さんが悪かった・・・▼ 【エレアノール】 ち、父上・・・ もう出てこないで下さい・・・ 私は○○と・・・▼ 【エレアノールの父】 ああ、君の望むようにしなさい。 父さんは君を愛しているから。▼ 【エレアノール】 ち・・・父上・・・▼ きゃぁぁぁぁ!!▼ 【聖者アヴァダイル】 預言者よ、目覚めよ! 『新しい世界』の扉を開け!!▼ 【聖者アヴァダイル】 長かった・・・ 1万年も待った・・・▼ 【聖者バルカイル】 これでようやく 真の永遠が・・・ 真の安らぎが手に入る・・・▼ 【エレアノール】 そ、そんな・・・ 私のせいで・・・ 私のせいでこの世界は・・・!!▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』の声を聞き、 『始原の地』への扉を開く者、 それが第二の預言者・・・▼ 汝はその預言者になったのだ。 何を悲嘆する?▼ 【聖者ウェルカイル】 聞こえてこないか? 『新しい世界』の胎動が、 人々の歓喜の声が!▼ 【エレアノール】 ○○、私を殺して下さい!!▼ 【エレアノール】 いいえ、 どうすれば悪魔になれるか わかったのです!▼ 私を殺せばいいのです! 預言者を殺せば悪魔になれるのです!▼ 【聖者アヴァダイル】 正解だ。 神と戦う資格を得るためには▼ 聖書にかかれてある通りに 預言者を殺さなければならない。▼ 【エレアノール】 あなたになら殺されても構わない! だから!! 早く!!▼ 【聖者ウェルカイル】 だが、『始原の地』への扉が 完全に開き終わるまで、 それを許すわけにはいかない。▼ 【エレアノール】 ○○!!▼ 【聖者ウェルカイル】 殺しはしない。▼ ○○君には 『始原の地』への扉が開いた後に、 『新しい世界』への呼び水となる 役目があるのだから。▼ くっ、誰だ!?▼ 【不死者ファトゥム】 やはり届かぬか・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 な、何故ここに!?▼ 【聖者バルカイル】 うろたえるな、ウェルカイル。 奴は魂を持たぬ人形・・・ どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。▼ 【不死者ファトゥム】 余裕だな。 もう神になったつもりか?▼ ○○、この槍を持て! これで奴の心臓を貫け!▼ 【聖者アヴァダイル】 残念だが まだ預言者は殺させない。▼ 世界を紡ぐ者は我々であって 預言者も、そして悪魔も そのための道具に過ぎないのだから。▼ 【聖者ウェルカイル】 残念だったね。 でも、預定外の存在は 今ここで排除させてもらうよ。▼ 【不死者ファトゥム】 うぐっ!!▼ や、槍を!!▼ 【エレアノール】 ○○、 お願いです、私を殺してっ!!▼ 【聖者バルカイル】 何故立ち上がる? 汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を 自らの手で殺すというのか!?▼ 【エレアノール】 ○○、 あなたに殺されるのなら本望です! だから、早く!!▼ ・そんなこと出来ない!! ・エレアノール、お前のことは忘れない! |
・そんなこと出来ない!!
【エレアノール】 ありがとう、○○・・・ でも覚悟は出来ています・・・▼ あなたと出逢えて 本当によかった・・・ さよなら、○○・・・▼ ・BACK ・CONTINUE |
・エレアノール、お前のことは忘れない!
・BACK ・CONTINUE |
【不死者ファトゥム】 頼む・・・▼ 【エレアノール】 ありがとう、○○・・・▼ 【聖者バルカイル】 そ、そんな馬鹿な!!▼ 何故・・・ 何故こんなに容易く 預言者の結界が・・・▼ 【クムラン】 これが人の力ですよ。▼ 【聖者ウェルカイル】 ば、馬鹿な!! 第二の預言者の死は まだ先のはず・・・▼ 【クムラン】 あなた方の信じる運命よりも、 仲間を思う心の方が強かった・・・▼ 使い古された言い回しですが、 そう答えるほかありません。▼ 【聖者バルカイル】 そんな馬鹿な・・・▼ 【クムラン】 神や伝説を否定すること、 それが私の導き出した答です。▼ あなた方の神も正義も真実も もう私達には必要ありません。▼ 【聖者アヴァダイル】 ・・・・・・▼ 【クムラン】 アノイア教を創り、 人々に1つの普遍的な価値観を 植え付けたのも、▼ 世界中の人々に 永遠の命という夢を見せたのも、▼ すべては『新しい世界』という名の 幻想を人類に持たせるため・・・▼ 【聖者バルカイル】 幻想・・・だと?▼ 【クムラン】 人類共通の理想が存在することが 悪いことだとは思いません。▼ ですが、その幻想に縛られ 個人個人の自由が無くなっては その理想もただの悪弊となります。▼ まして、その実現のために人の命を 簡単に与えたり奪うなど・・・ 私達はあなた方を断じて認めません!▼ 【聖者バルカイル】 言いたいことはそれだけか、 神に仇なす者共め!▼ 【聖者アヴァダイル】 約束通り神と戦わせてやろう。 来るがいい、『始原の地』へ。▼ 【聖者バルカイル】 馬鹿な! 光はまだ消えたわけではない。 行かせるべきではない!▼ 【聖者アヴァダイル】 勿論『新しい世界』の到来を 諦めたわけではない。▼ だが、確かめたくなったのだ。 彼らの言う真実を。▼ それに、その者にはその資格がある。▼ 【聖者バルカイル】 だが・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 下がれ、バルカイル。▼ 我々の真実はこの門の向こうにある。 来るがいい、若者よ。▼ 【毒術師サディーヤ】 ・・・!!!▼ 【クムラン】 ティアラさん、 彼らをお願いします。▼ 【司祭ティアラ】 は、はい!▼ 【クムラン】 よく頑張りましたね、 ○○さん。▼ 【エレアノール】 ○○・・・▼ 【クムラン】 エレアノールさんには 仮死状態になってもらいました。▼ 聖書の文面からこうなる事を察知し、 刺さった瞬間に凍結魔法が 局所的に作動する槍を、 ガイウスさんと共同で造ったのです。▼ 彼らを騙せるかどうかは 賭けでしたが・・・▼ 【エレアノール】 そうだったのですか・・・▼ 【クムラン】 すみませんでした、 エレアノールさん、○○さん。 お伝えする時間がなくて・・・▼ 【エレアノール】 いいえ、気にしないで下さい。 そのおかげで助かったのですから。▼ 【クムラン】 そう言ってもらえると 気が楽です・・・▼ 【エレアノール】 そういえばファトゥムさんが 見あたりませんが・・・▼ 【司祭ティアラ】 ファトゥムさんは サディーヤさんと一緒に地上に・・・ でも・・・▼ 【クムラン】 体の傷は治っているのですが、 意識が戻らないのです。▼ ファトゥムさんの望んでいた 永遠の眠り、 それがこのような形で 訪れるなんて・・・▼ 途中でファトゥムさんと はぐれてしまったことを 後悔しています。▼ 【エレアノール】 クムランさん・・・▼ 【クムラン】 急ぎましょう! 扉が閉じてしまいます!!▼ ・BACK ・CONTINUE |
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