持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧




精神の道
"Via Dolorosa"

Mission complete




【エレアノール】
こ、ここは一体・・・

そ、そんな・・・まさか・・・

【エレアノールの父】
久しぶりだな、エレアノール・・・

【エレアノール】
ち・・・父上・・・

【エレアノールの父】
お前を殺そうとしたわしを、
また父と呼んでくれるのか・・・

【エレアノール】
それは・・・

【エレアノールの父】
すまない、エレアノール・・・
わしはどうかしていた・・・

保身のためにお前を
殺そうとするなど・・・
ただ恥じ入るばかりだ・・・

【エレアノール】
父上・・・

【エレアノールの父】
だが弁解させてくれ・・・
あの時の私にはあれ以外の選択は
なかったのだ・・・

数多くの政敵が
内務大臣の座を狙い、
肉親の中にも心許せる者が
いなかった・・・

いや、これも醜い言い訳か・・・

自分を守るために
実の娘を殺そうとしたのだ、
弁解の余地もないだろう。
殺されて当然だ・・・

いや、むしろお前に殺されて
よかったのかもしれぬ・・・

【エレアノール】
父上、そんな・・・
私こそ謝らなければなりません・・・

【エレアノールの父】
いや、その必要はない・・・
お前は正しいことを
したのだからな・・・

【エレアノール】
ち・・・父上・・・

父上、待って下さい!!

【聖者アヴァダイル】
もう1度やり直したくないのか?

【エレアノール】
・・・!?

【聖者バルカイル】
『新しい世界』には、
時間も空間も存在しない・・・

個人を分ける境界もなく、
人々を苦しめる病気や死もない・・・

【聖者アヴァダイル】
君がやり直したいと思えば、
好きな時に戻って
自由に人生をやり直すことが出来る。

そう、君の望んだ『普通の家庭』を
味わうことも出来るのだ。

【エレアノール】
・・・それが言いたいが為に
今の幻影を見せたのですか!?

【聖者アヴァダイル】
幻影ではない。
君が望んだ父の姿だよ。

【エレアノール】
私は騙されません!
『新しい世界』など・・・

【聖者アヴァダイル】
肉体を失うのが怖いのか?
肉体など魂を縛りつける鎖だ。

その鎖を断ち切ることによって、
はじめて人は
死や老いの恐怖に縛られない
真の自由を得ることが出来る。

【エレアノール】
それが楽園だとは思いません。

限りある命をいかに生きるか、
人の真価はそこにあるのでは
ないですか!?

【聖者アヴァダイル】
何故否定する?
君は誰よりも『新しい世界』の
到来を望んでいるのに。

【エレアノール】
私は○○と共に戦います。
この世界を守るために!

【○○の虚像(明)】
本当の僕は君が思ってるような
人間じゃない。

【○○の虚像(暗)】
誰がお前のような
退屈な女に心を開くかよ。

【エレアノール】
私は○○を信じています!
偽りの言葉に騙されはしません!

【エレアノールの虚像(明)】
下手な嘘ね。
正直に言えばどうなの?
本当は誰も信じていないって。

【エレアノール】
今度は私の虚像ですか?
何を出してきても無駄です!

【エレアノールの虚像(明)】
虚像じゃないわ。
抑圧され続けてきた
あなたの本当の姿よ。

【エレアノールの虚像(暗)】
私は何も信じていない。
神も、仲間も、家族も、
善意も、優しさも、正義も・・・

信じなければ失望することもない。
それを誰よりも知っているから。

【エレアノール】
それは私の言葉じゃない!

【エレアノールの虚像(明)】
偽りの友情、偽りの正義感、
計算された言葉、計算された表情、
あなたの本当の心はどこにあるの?

仮面の下には何もない・・・
自分でそれをわかっている。
自分で自分が見えなくなる時がある。

【エレアノールの虚像(暗)】
あなたが『信じる』って言葉を
使いたがるのは、
誰も信じてないことの裏返し・・・

自分が誰も信じられないことを
知っているから、
無理にその言葉を使おうとする・・・

【エレアノールの虚像(明)】
さみしい女ね・・・

【エレアノール】
違う!

【聖者ハンリアル】
あなたはもうわかってるはず。
この世界に本当の安らぎなんて
あるはずのないことを。

でも、『新しい世界』では
みんなが分かり合える。
人を包む殻がなくなり、
1つになれる・・・

【聖者ウェルカイル】
『新しい世界』では、
人生をやり直せる。

そして、みんなと心の底から
理解し合える。

さあ、願うんだ。
『新しい世界』の到来を!

【エレアノールの父】
エレアノール・・・
父さんが悪かった・・・

【エレアノール】
ち、父上・・・

もう出てこないで下さい・・・
私は○○と・・・

【エレアノールの父】
ああ、君の望むようにしなさい。
父さんは君を愛しているから。

【エレアノール】
ち・・・父上・・・

きゃぁぁぁぁ!!

【聖者アヴァダイル】
預言者よ、目覚めよ!
『新しい世界』の扉を開け!!

【聖者アヴァダイル】
長かった・・・
1万年も待った・・・

【聖者バルカイル】
これでようやく
真の永遠が・・・
真の安らぎが手に入る・・・

【エレアノール】
そ、そんな・・・
私のせいで・・・
私のせいでこの世界は・・・!!

【聖者バルカイル】
『新しい世界』の声を聞き、
『始原の地』への扉を開く者、
それが第二の預言者・・・

汝はその預言者になったのだ。
何を悲嘆する?

【聖者ウェルカイル】
聞こえてこないか?
『新しい世界』の胎動が、
人々の歓喜の声が!

【エレアノール】
○○、私を殺して下さい!!

【エレアノール】
いいえ、
どうすれば悪魔になれるか
わかったのです!

私を殺せばいいのです!
預言者を殺せば悪魔になれるのです!

【聖者アヴァダイル】
正解だ。
神と戦う資格を得るためには

聖書にかかれてある通りに
預言者を殺さなければならない。

【エレアノール】
あなたになら殺されても構わない!
だから!! 早く!!

【聖者ウェルカイル】
だが、『始原の地』への扉が
完全に開き終わるまで、
それを許すわけにはいかない。

【エレアノール】
○○!!

【聖者ウェルカイル】
殺しはしない。

○○君には
『始原の地』への扉が開いた後に、
『新しい世界』への呼び水となる
役目があるのだから。

くっ、誰だ!?

【不死者ファトゥム】
やはり届かぬか・・・

【聖者ウェルカイル】
な、何故ここに!?

【聖者バルカイル】
うろたえるな、ウェルカイル。
奴は魂を持たぬ人形・・・
どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。

【不死者ファトゥム】
余裕だな。
もう神になったつもりか?

○○、この槍を持て!
これで奴の心臓を貫け!

【聖者アヴァダイル】
残念だが
まだ預言者は殺させない。

世界を紡ぐ者は我々であって
預言者も、そして悪魔も
そのための道具に過ぎないのだから。

【聖者ウェルカイル】
残念だったね。
でも、預定外の存在は
今ここで排除させてもらうよ。

【不死者ファトゥム】
うぐっ!!

や、槍を!!

【エレアノール】
○○、
お願いです、私を殺してっ!!

【聖者バルカイル】
何故立ち上がる?
汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を
自らの手で殺すというのか!?

【エレアノール】
○○、
あなたに殺されるのなら本望です!
だから、早く!!


・そんなこと出来ない!!
・エレアノール、お前のことは忘れない!




・そんなこと出来ない!!

【エレアノール】
ありがとう、○○・・・
でも覚悟は出来ています・・・

あなたと出逢えて
本当によかった・・・
さよなら、○○・・・


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・エレアノール、お前のことは忘れない!



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【不死者ファトゥム】
頼む・・・

【エレアノール】
ありがとう、○○・・・

【聖者バルカイル】
そ、そんな馬鹿な!!

何故・・・
何故こんなに容易く
預言者の結界が・・・

【クムラン】
これが人の力ですよ。

【聖者ウェルカイル】
ば、馬鹿な!!
第二の預言者の死は
まだ先のはず・・・

【クムラン】
あなた方の信じる運命よりも、
仲間を思う心の方が強かった・・・

使い古された言い回しですが、
そう答えるほかありません。

【聖者バルカイル】
そんな馬鹿な・・・

【クムラン】
神や伝説を否定すること、
それが私の導き出した答です。

あなた方の神も正義も真実も
もう私達には必要ありません。

【聖者アヴァダイル】
・・・・・・

【クムラン】
アノイア教を創り、
人々に1つの普遍的な価値観を
植え付けたのも、

世界中の人々に
永遠の命という夢を見せたのも、

すべては『新しい世界』という名の
幻想を人類に持たせるため・・・

【聖者バルカイル】
幻想・・・だと?

【クムラン】
人類共通の理想が存在することが
悪いことだとは思いません。

ですが、その幻想に縛られ
個人個人の自由が無くなっては
その理想もただの悪弊となります。

まして、その実現のために人の命を
簡単に与えたり奪うなど・・・
私達はあなた方を断じて認めません!

【聖者バルカイル】
言いたいことはそれだけか、
神に仇なす者共め!

【聖者アヴァダイル】
約束通り神と戦わせてやろう。
来るがいい、『始原の地』へ。

【聖者バルカイル】
馬鹿な!
光はまだ消えたわけではない。
行かせるべきではない!

【聖者アヴァダイル】
勿論『新しい世界』の到来を
諦めたわけではない。

だが、確かめたくなったのだ。
彼らの言う真実を。

それに、その者にはその資格がある。

【聖者バルカイル】
だが・・・

【聖者アヴァダイル】
下がれ、バルカイル。

我々の真実はこの門の向こうにある。
来るがいい、若者よ。




【毒術師サディーヤ】
・・・!!!

【クムラン】
ティアラさん、
彼らをお願いします。

【司祭ティアラ】
は、はい!




【クムラン】
よく頑張りましたね、
○○さん。

【エレアノール】
○○・・・

【クムラン】
エレアノールさんには
仮死状態になってもらいました。

聖書の文面からこうなる事を察知し、
刺さった瞬間に凍結魔法が
局所的に作動する槍を、
ガイウスさんと共同で造ったのです。

彼らを騙せるかどうかは
賭けでしたが・・・

【エレアノール】
そうだったのですか・・・

【クムラン】
すみませんでした、
エレアノールさん、○○さん。
お伝えする時間がなくて・・・

【エレアノール】
いいえ、気にしないで下さい。
そのおかげで助かったのですから。

【クムラン】
そう言ってもらえると
気が楽です・・・

【エレアノール】
そういえばファトゥムさんが
見あたりませんが・・・

【司祭ティアラ】
ファトゥムさんは
サディーヤさんと一緒に地上に・・・
でも・・・

【クムラン】
体の傷は治っているのですが、
意識が戻らないのです。

ファトゥムさんの望んでいた
永遠の眠り、
それがこのような形で
訪れるなんて・・・

途中でファトゥムさんと
はぐれてしまったことを
後悔しています。

【エレアノール】
クムランさん・・・

【クムラン】
急ぎましょう!
扉が閉じてしまいます!!


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