"Via Dolorosa" Mission complete 【レイア】 こ、ここは・・・?▼ ・・・!▼ 【レイアの父】 よしよし。 おお、なんと可愛い女の子だ。 よくやったぞ、ヴァレーリア。▼ 目元などお前にそっくりではないか。 将来はきっとお前のような 優しく美しい女性になるだろう。▼ ん、名前か・・・ いや、幾つか考えたのだが・・・▼ レイアという名はどうだ? そう、病人や貧者のために 一生を捧げた守護聖人の名だ。▼ そうか、気にいってくれたか。 優しい女の子になれよ、レイア。▼ 【レイアの父】 レイア! レイア!! 目を覚ませ、レイア!!▼ くっ、どうして神は このような残酷な試練を こんな幼い子供に与え賜うのか・・・▼ 代われるものであれば 私が代わってやりたい・・・▼ 治せる医者はいないのか!▼ そうだ、 デューラー公にセディクの典医を お貸し頂くように使いを出せ!▼ いや、私が行く! 馬を用意しろ!! 今からガスニッツに向かう!!▼ 構わん、この程度の嵐など! レイアの方が大事だ!!▼ 【レイア】 ・・・・・・▼ 【レイアの父】 すまない、ヴァレーリア・・・ 確かに、公爵閣下の性格を考えれば、 私の判断は甘かったのだろう。▼ だが、私は自分が間違ったことを したとは思わない。 私が禁を破らねば、何千もの農民が 飢えて死んだかもしれぬのだ。▼ あの子達は寝ているのか?▼ そうか・・・ いや、会わずに行く。▼ もし仮に、私が死罪となっても、 あの子達には何も言わないで欲しい。 それがあの子達のためなのだ・・・▼ ゲオルク、レイア、アルノを よろしく頼む・・・ 愛している、ヴァレーリア・・・▼ 【レイア】 どうしてこんなものを私に見せる! 私に何を言わせたい!? 私は・・・!!▼ 【レイアの父】 レイア・・・ 久しぶりだね・・・▼ 【レイア】 ・・・!!▼ い、今さら何の用だ!?▼ お前の偽善的な行為のせいで 私達は・・・ 母上やアルノは・・・!!▼ 【レイアの父】 レイア・・・▼ 許してくれとは言わない。 君の苦労も、君の涙も、 父さんは全て知っているから・・・▼ 【レイア】 し、知っているだと!? 言葉だけなら何とでも言える!▼ 【レイアの父】 明るく優しい君を 父さんは傷つけてしまった・・・▼ だが、父さんはお前達を 誰よりも愛していた、 それだけは分わってくれ・・・▼ 【レイア】 だ、黙れ・・・黙れっ!!▼ 【レイアの父】 すまない、レイア・・・ 愛しているよ、私のいとしい娘よ。▼ 【レイア】 もう遲い・・・私は・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 あの頃に戻りたくはないか?▼ 【レイア】 お前は・・・▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』には、 時間も空間も存在しない・・・▼ 個人を分ける境界もなく、 人々を苦しめる病気や死もない・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 君がやり直したいと思えば、 好きな時から自由に やり直すことが出来る。▼ そう・・・ 君の愛した父と また会うことが出来るのだ。▼ 不幸な時間と不幸な溝を 全て取り除くことが出来るのだ。▼ 【レイア】 だ、黙れ!▼ 【聖者アヴァダイル】 肉体を失うのが怖いのか? 肉体など魂を縛りつける鎖だ。▼ その鎖を断ち切ることによって、 はじめて人は 死や老いの恐怖に縛られない 真の自由を得ることが出来る。▼ 【レイア】 う、嘘だ! 私は騙されない!▼ 【聖者アヴァダイル】 何故否定する? 君は誰よりも『新しい世界』の 到来を望んでいるのに。▼ 【レイア】 私は○○と共に戦う! お前達の言葉など聞かない!。▼ 【○○の虚像(明)】 本当の僕は君が思ってるような 人間じゃない。▼ 【○○の虚像(暗)】 冷静になって考えてみて。 誰がお前のような 退屈な子に心を開くかよ。▼ 【レイア】 黙れ!! 私は○○を信じる! 【レイアの虚像(明)】 下手な嘘ね。 正直に言えばどうなの? 本当は誰も信じていないって。▼ 【レイア】 だ、誰だ!?▼ 【レイアの虚像(明)】 私はあなたよ。 抑圧され続けてきた あなたの本当の姿よ。▼ 【レイアの虚像(暗)】 私は誰も信じていない・・・ ううん、信じるのが怖いの。▼ 信いていた人に 裏切られるのが怖いの。 信じていた人が遠くに いっちゃうのが怖いの・・・▼ 【レイアの虚像(明)】 レイア、自分の弱さを認めて。 寂しさを受け止めて。▼ 自分の心に少し素直になるだけで 私達の希望は叶うのよ。▼ 【レイア】 な・・・何を・・・▼ 【聖者ハンリアル】 あなたはもうわかってるはず。 この世界に本当の安らぎなんて あるはずのないことを。▼ でも、『新しい世界』では みんなが分かり合える。 人を包む殻がなくなり、 1つになれる・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 『新しい世界』では、 優しかった父とまた会える。▼ そして、みんなと心の底から 理解し合える。▼ さあ、願うんだ。 『新しい世界』の到来を!▼ 【レイア】 だ、黙れ・・・黙って・・・▼ 【レイアの父】 レイア・・・ 私の愛するレイア・・・ みんなでやり直そう・・・▼ 【レイア】 来ないで!!▼ うっ・・・あぁぁぁぁ!!▼ 【聖者アヴァダイル】 預言者よ、目覚めよ! 『新しい世界』の扉を開け!!▼ 【聖者アヴァダイル】 長かった・・・ 1万年も待った・・・▼ 【聖者バルカイル】 これでようやく真の永遠が・・・ 真の安らぎが手に入る・・・▼ 【レイア】 そ、そんな・・・ 私のせいで・・・▼ 【聖者バルカイル】 『新しい世界』の声を聞き、 『始原の地』への扉を開く者、 それが第二の預言者・・・▼ 汝はその預言者になったのだ。 何を悲嘆する?▼ 【聖者ウェルカイル】 聞こえてこないか? 『新しい世界』の胎動が、 人々の歓喜の声が!▼ 【レイア】 ○○、私を殺せ!!▼ 【レイア】 どうすれば悪魔になれるかわかった!▼ 私を殺せばいいんだ! 預言者を殺せば悪魔になれる!▼ 【聖者アヴァダイル】 正解だ。 神と戦う資格を得るためには▼ 聖書にかかれてある通りに 預言者を殺さなければならない。▼ 【レイア】 お前になら殺されても構わない! だから!! 早く!!▼ 【聖者ウェルカイル】 だが、『始原の地』への扉が 完全に開き終わるまで、 それを許すわけにはいかない。▼ 【レイア】 ○○!!▼ 【聖者ウェルカイル】 殺しはしない。▼ ○○君には 『始原の地』への扉が開いた後に、 『新しい世界』への呼び水となる 役目があるのだから。▼ くっ、誰だ!?▼ 【不死者ファトゥム】 やはり届かぬか・・・▼ 【聖者ウェルカイル】 な、何故ここに!?▼ 【聖者バルカイル】 うろたえるな、ウェルカイル。 奴は魂を持たぬ人形・・・ どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。▼ 【不死者ファトゥム】 余裕だな。 もう神になったつもりか?▼ ○○、この槍を持て! これで奴の心臓を貫け!▼ 【聖者アヴァダイル】 残念だが まだ預言者は殺させない。▼ 世界を紡ぐ者は我々であって 預言者も、そして悪魔も そのための道具に過ぎないのだから。▼ 【聖者ウェルカイル】 残念だったね。 でも、預定外の存在は 今ここで排除させてもらうよ。▼ 【不死者ファトゥム】 うぐっ!!▼ や、槍を!!▼ 【レイア】 ○○、 覚悟は出来ている!▼ 【聖者バルカイル】 何故立ち上がる? 汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を 自らの手で殺すというのか!?▼ 【レイア】 ○○、構わない! 私を殺せ!! お前に殺されるのなら・・・!▼ ・そんなこと出来ない!! ・レイア、あなたのことは忘れない! |
・そんなこと出来ない!!
【レイア】 ありがとう、○○・・・▼ だが、私はもう誰も 失いたくない・・・ だから・・・▼ ・BACK ・CONTINUE |
・レイア、お前のことは忘れない!
・BACK ・CONTINUE |
【不死者ファトゥム】 頼む・・・▼ 【レイア】 すまない、○○・・・▼ 【聖者バルカイル】 そ、そんな馬鹿な!!▼ 何故・・・ 何故こんなに容易く 預言者の結界が・・・▼ 【クムラン】 これが人の力ですよ。▼ 【聖者ウェルカイル】 ば、馬鹿な!! 第二の預言者の死は まだ先のはず・・・▼ 【クムラン】 あなた方の信じる運命よりも、 仲間を思う心の方が強かった・・・▼ 使い古された言い回しですが、 そう答えるほかありません。▼ 【聖者バルカイル】 そんな馬鹿な・・・▼ 【クムラン】 神や伝説を否定すること、 それが私の導き出した答です。▼ あなた方の神も正義も真実も もう私達には必要ありません。▼ 【聖者アヴァダイル】 ・・・・・・▼ 【クムラン】 アノイア教を創り、 人々に1つの普遍的な価値観を 植え付けたのも、▼ 世界中の人々に 永遠の命という夢を見せたのも、▼ すべては『新しい世界』という名の 幻想を人類に持たせるため・・・▼ 【聖者バルカイル】 幻想・・・だと?▼ 【クムラン】 人類共通の理想が存在することが 悪いことだとは思いません。▼ ですが、その幻想に縛られ 個人個人の自由が無くなっては その理想もただの悪弊となります。▼ まして、その実現のために人の命を 簡単に与えたり奪うなど・・・ 私達はあなた方を断じて認めません!▼ 【聖者バルカイル】 言いたいことはそれだけか、 神に仇なす者共め!▼ 【聖者アヴァダイル】 約束通り神と戦わせてやろう。 来るがいい、『始原の地』へ。▼ 【聖者バルカイル】 馬鹿な! 光はまだ消えたわけではない。 行かせるべきではない!▼ 【聖者アヴァダイル】 勿論『新しい世界』の到来を 諦めたわけではない。▼ だが、確かめたくなったのだ。 彼らの言う真実を。▼ それに、その者にはその資格がある。▼ 【聖者バルカイル】 だが・・・▼ 【聖者アヴァダイル】 下がれ、バルカイル。▼ 我々の真実はこの門の向こうにある。 来るがいい、若者よ。▼ 【毒術師サディーヤ】 ・・・!!!▼ 【クムラン】 ティアラさん、 彼らをお願いします。▼ 【司祭ティアラ】 は、はい!▼ 【クムラン】 よく頑張りましたね、 ○○さん。▼ 【レイア】 ○○・・・▼ どうやらまた 生き延びたようだ・・・▼ 【クムラン】 レイアさんには 仮死状態になってもらいました。▼ 聖書の文面からこうなる事を察知し、 刺さった瞬間に凍結魔法が 局所的に作動する槍を、 ガイウスさんと共同で造ったのです。▼ 彼らを騙せるかどうかは 賭けでしたが・・・▼ 【レイア】 ふっ・・・ 奇跡でもなんでも なかったとい訳か・・・▼ 【クムラン】 すみませんでした、 レイアさん、○○さん。 お伝えする時間がなくて・・・▼ 【レイア】 別に構わない・・・とはいえ、 あんな台詞を吐いてしまった後だ。 あまり体裁のいい話ではないがな。▼ そういえば不死者が 見あたらないが・・・▼ 【司祭ティアラ】 ファトゥムさんは サディーヤさんと一緒に地上に・・・ でも・・・▼ 【クムラン】 体の傷は治っているのですが、 意識が戻らないのです。▼ ファトゥムさんの望んでいた 永遠の眠り、 それがこのような形で 訪れるなんて・・・▼ 途中でファトゥムさんと はぐれてしまったことを 後悔しています。▼ 【レイア】 そうだったのか・・・▼ 【クムラン】 急ぎましょう! 扉が閉じてしまいます!!▼ ・BACK ・CONTINUE |
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