持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧




精神の道
"Via Dolorosa"

Mission complete




【レイア】
こ、ここは・・・?

・・・!

【レイアの父】
よしよし。
おお、なんと可愛い女の子だ。
よくやったぞ、ヴァレーリア。

目元などお前にそっくりではないか。
将来はきっとお前のような
優しく美しい女性になるだろう。

ん、名前か・・・
いや、幾つか考えたのだが・・・

レイアという名はどうだ?
そう、病人や貧者のために
一生を捧げた守護聖人の名だ。

そうか、気にいってくれたか。
優しい女の子になれよ、レイア。

【レイアの父】
レイア! レイア!!
目を覚ませ、レイア!!

くっ、どうして神は
このような残酷な試練を
こんな幼い子供に与え賜うのか・・・

代われるものであれば
私が代わってやりたい・・・

治せる医者はいないのか!

そうだ、
デューラー公にセディクの典医を
お貸し頂くように使いを出せ!

いや、私が行く!
馬を用意しろ!!
今からガスニッツに向かう!!

構わん、この程度の嵐など!
レイアの方が大事だ!!

【レイア】
・・・・・・

【レイアの父】
すまない、ヴァレーリア・・・
確かに、公爵閣下の性格を考えれば、
私の判断は甘かったのだろう。

だが、私は自分が間違ったことを
したとは思わない。
私が禁を破らねば、何千もの農民が
飢えて死んだかもしれぬのだ。

あの子達は寝ているのか?

そうか・・・
いや、会わずに行く。

もし仮に、私が死罪となっても、
あの子達には何も言わないで欲しい。
それがあの子達のためなのだ・・・

ゲオルク、レイア、アルノを
よろしく頼む・・・
愛している、ヴァレーリア・・・

【レイア】
どうしてこんなものを私に見せる!
私に何を言わせたい!?
私は・・・!!

【レイアの父】
レイア・・・
久しぶりだね・・・

【レイア】
・・・!!

い、今さら何の用だ!?

お前の偽善的な行為のせいで
私達は・・・
母上やアルノは・・・!!

【レイアの父】
レイア・・・

許してくれとは言わない。
君の苦労も、君の涙も、
父さんは全て知っているから・・・

【レイア】
し、知っているだと!?
言葉だけなら何とでも言える!

【レイアの父】
明るく優しい君を
父さんは傷つけてしまった・・・

だが、父さんはお前達を
誰よりも愛していた、
それだけは分わってくれ・・・

【レイア】
だ、黙れ・・・黙れっ!!

【レイアの父】
すまない、レイア・・・
愛しているよ、私のいとしい娘よ。

【レイア】
もう遲い・・・私は・・・

【聖者アヴァダイル】
あの頃に戻りたくはないか?

【レイア】
お前は・・・

【聖者バルカイル】
『新しい世界』には、
時間も空間も存在しない・・・

個人を分ける境界もなく、
人々を苦しめる病気や死もない・・・

【聖者アヴァダイル】
君がやり直したいと思えば、
好きな時から自由に
やり直すことが出来る。

そう・・・
君の愛した父と
また会うことが出来るのだ。

不幸な時間と不幸な溝を
全て取り除くことが出来るのだ。

【レイア】
だ、黙れ!

【聖者アヴァダイル】
肉体を失うのが怖いのか?
肉体など魂を縛りつける鎖だ。

その鎖を断ち切ることによって、
はじめて人は
死や老いの恐怖に縛られない
真の自由を得ることが出来る。

【レイア】
う、嘘だ! 私は騙されない!

【聖者アヴァダイル】
何故否定する?
君は誰よりも『新しい世界』の
到来を望んでいるのに。

【レイア】
私は○○と共に戦う!
お前達の言葉など聞かない!。

【○○の虚像(明)】
本当の僕は君が思ってるような
人間じゃない。

【○○の虚像(暗)】
冷静になって考えてみて。
誰がお前のような
退屈な子に心を開くかよ。

【レイア】
黙れ!!
私は○○を信じる!

【レイアの虚像(明)】
下手な嘘ね。
正直に言えばどうなの?
本当は誰も信じていないって。

【レイア】
だ、誰だ!?

【レイアの虚像(明)】
私はあなたよ。
抑圧され続けてきた
あなたの本当の姿よ。

【レイアの虚像(暗)】
私は誰も信じていない・・・
ううん、信じるのが怖いの。

信いていた人に
裏切られるのが怖いの。
信じていた人が遠くに
いっちゃうのが怖いの・・・

【レイアの虚像(明)】
レイア、自分の弱さを認めて。
寂しさを受け止めて。

自分の心に少し素直になるだけで
私達の希望は叶うのよ。

【レイア】
な・・・何を・・・

【聖者ハンリアル】
あなたはもうわかってるはず。
この世界に本当の安らぎなんて
あるはずのないことを。

でも、『新しい世界』では
みんなが分かり合える。
人を包む殻がなくなり、
1つになれる・・・

【聖者ウェルカイル】
『新しい世界』では、
優しかった父とまた会える。

そして、みんなと心の底から
理解し合える。

さあ、願うんだ。
『新しい世界』の到来を!

【レイア】
だ、黙れ・・・黙って・・・

【レイアの父】
レイア・・・
私の愛するレイア・・・
みんなでやり直そう・・・

【レイア】
来ないで!!

うっ・・・あぁぁぁぁ!!

【聖者アヴァダイル】
預言者よ、目覚めよ!
『新しい世界』の扉を開け!!

【聖者アヴァダイル】
長かった・・・
1万年も待った・・・

【聖者バルカイル】
これでようやく真の永遠が・・・
真の安らぎが手に入る・・・

【レイア】
そ、そんな・・・
私のせいで・・・

【聖者バルカイル】
『新しい世界』の声を聞き、
『始原の地』への扉を開く者、
それが第二の預言者・・・

汝はその預言者になったのだ。
何を悲嘆する?

【聖者ウェルカイル】
聞こえてこないか?
『新しい世界』の胎動が、
人々の歓喜の声が!

【レイア】
○○、私を殺せ!!

【レイア】
どうすれば悪魔になれるかわかった!

私を殺せばいいんだ!
預言者を殺せば悪魔になれる!

【聖者アヴァダイル】
正解だ。
神と戦う資格を得るためには

聖書にかかれてある通りに
預言者を殺さなければならない。

【レイア】
お前になら殺されても構わない!
だから!! 早く!!

【聖者ウェルカイル】
だが、『始原の地』への扉が
完全に開き終わるまで、
それを許すわけにはいかない。

【レイア】
○○!!

【聖者ウェルカイル】
殺しはしない。

○○君には
『始原の地』への扉が開いた後に、
『新しい世界』への呼び水となる
役目があるのだから。

くっ、誰だ!?

【不死者ファトゥム】
やはり届かぬか・・・

【聖者ウェルカイル】
な、何故ここに!?

【聖者バルカイル】
うろたえるな、ウェルカイル。
奴は魂を持たぬ人形・・・
どう足掻こうが悪魔にはなれぬ。

【不死者ファトゥム】
余裕だな。
もう神になったつもりか?

○○、この槍を持て!
これで奴の心臓を貫け!

【聖者アヴァダイル】
残念だが
まだ預言者は殺させない。

世界を紡ぐ者は我々であって
預言者も、そして悪魔も
そのための道具に過ぎないのだから。

【聖者ウェルカイル】
残念だったね。
でも、預定外の存在は
今ここで排除させてもらうよ。

【不死者ファトゥム】
うぐっ!!

や、槍を!!

【レイア】
○○、
覚悟は出来ている!

【聖者バルカイル】
何故立ち上がる?
汝は困難を共に乗り越えてきた仲間を
自らの手で殺すというのか!?

【レイア】
○○、構わない!
私を殺せ!!
お前に殺されるのなら・・・!


・そんなこと出来ない!!
・レイア、あなたのことは忘れない!




・そんなこと出来ない!!

【レイア】
ありがとう、○○・・・

だが、私はもう誰も
失いたくない・・・
だから・・・


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・レイア、お前のことは忘れない!



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・CONTINUE



【不死者ファトゥム】
頼む・・・

【レイア】
すまない、○○・・・

【聖者バルカイル】
そ、そんな馬鹿な!!

何故・・・
何故こんなに容易く
預言者の結界が・・・

【クムラン】
これが人の力ですよ。

【聖者ウェルカイル】
ば、馬鹿な!!
第二の預言者の死は
まだ先のはず・・・

【クムラン】
あなた方の信じる運命よりも、
仲間を思う心の方が強かった・・・

使い古された言い回しですが、
そう答えるほかありません。

【聖者バルカイル】
そんな馬鹿な・・・

【クムラン】
神や伝説を否定すること、
それが私の導き出した答です。

あなた方の神も正義も真実も
もう私達には必要ありません。

【聖者アヴァダイル】
・・・・・・

【クムラン】
アノイア教を創り、
人々に1つの普遍的な価値観を
植え付けたのも、

世界中の人々に
永遠の命という夢を見せたのも、

すべては『新しい世界』という名の
幻想を人類に持たせるため・・・

【聖者バルカイル】
幻想・・・だと?

【クムラン】
人類共通の理想が存在することが
悪いことだとは思いません。

ですが、その幻想に縛られ
個人個人の自由が無くなっては
その理想もただの悪弊となります。

まして、その実現のために人の命を
簡単に与えたり奪うなど・・・
私達はあなた方を断じて認めません!

【聖者バルカイル】
言いたいことはそれだけか、
神に仇なす者共め!

【聖者アヴァダイル】
約束通り神と戦わせてやろう。
来るがいい、『始原の地』へ。

【聖者バルカイル】
馬鹿な!
光はまだ消えたわけではない。
行かせるべきではない!

【聖者アヴァダイル】
勿論『新しい世界』の到来を
諦めたわけではない。

だが、確かめたくなったのだ。
彼らの言う真実を。

それに、その者にはその資格がある。

【聖者バルカイル】
だが・・・

【聖者アヴァダイル】
下がれ、バルカイル。

我々の真実はこの門の向こうにある。
来るがいい、若者よ。




【毒術師サディーヤ】
・・・!!!

【クムラン】
ティアラさん、
彼らをお願いします。

【司祭ティアラ】
は、はい!




【クムラン】
よく頑張りましたね、
○○さん。

【レイア】
○○・・・

どうやらまた
生き延びたようだ・・・

【クムラン】
レイアさんには
仮死状態になってもらいました。

聖書の文面からこうなる事を察知し、
刺さった瞬間に凍結魔法が
局所的に作動する槍を、
ガイウスさんと共同で造ったのです。

彼らを騙せるかどうかは
賭けでしたが・・・

【レイア】
ふっ・・・
奇跡でもなんでも
なかったとい訳か・・・

【クムラン】
すみませんでした、
レイアさん、○○さん。
お伝えする時間がなくて・・・

【レイア】
別に構わない・・・とはいえ、
あんな台詞を吐いてしまった後だ。
あまり体裁のいい話ではないがな。

そういえば不死者が
見あたらないが・・・

【司祭ティアラ】
ファトゥムさんは
サディーヤさんと一緒に地上に・・・
でも・・・

【クムラン】
体の傷は治っているのですが、
意識が戻らないのです。

ファトゥムさんの望んでいた
永遠の眠り、
それがこのような形で
訪れるなんて・・・

途中でファトゥムさんと
はぐれてしまったことを
後悔しています。

【レイア】
そうだったのか・・・

【クムラン】
急ぎましょう!
扉が閉じてしまいます!!


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