持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧



【クムラン】
ここが『始原の地』・・・?

聖書の描写とはあまりにも
かけ離れていますね。
こんな殺風景な所に
神がいるなんて・・・

【司祭ティアラ】
どこか悲しげな場所ですね・・・

あの方達、私達に一体何を
伝えたかったのでしょうか・・・

【クムラン】
そして、彼らは何を確かめたくて
私達をここに招き入れたのか・・・
疑問は深まるばかりですね。

【クムラン】
それで、ディアスさん・・・

あなたはどこまで
ご存じだったのですか?

【ディアス】
・・・・

【クムラン】
あなたは教皇庁から
何らかの目的で送られてきた・・・

そして、教皇庁は
この一連の出来事を
あらかじめ知っていた・・・

【ディアス】
聞こえていたのか・・・

【クムラン】
いえ・・・
思念が流れてきたのです。

ですが、以前から怪しいとは
思っていました。
まさか教皇グレゴリウス8世の
ご子息だとは思いませんでしたが。

あなたは何の目的でこの町に
来たのです?
教皇庁はどこまで知っているのです?
教えて頂けませんか?

【ディアス】
教皇の命令は3つ・・・

第1に、『アザレの石』を
発見する事、

第2に、その女を・・・
クレメンテ枢機卿の娘を
暗殺する事、

第3に、『奇跡の書』の
真偽を確かめること。

【クムラン】
奇跡の書?

【ディアス】
教皇のみが閲読することの出来る、
歴史から隠され続けてきた
秘密文書・・・

筆者は、第二聖者バルカイルとも
第五聖者アドゥバキエルとも
伝えられている。

一見するとただの予言の書だ。
ただし、その的中率は
予言の域を越えている。

歴代の教皇は未来を知っている事を
最大限に利用し、
教会の力を壙大させてきた。

【クムラン】
き、教皇は今度のことを
全て知っていたのですか!?

【ディアス】
アザレの石、魔物の出現、
地下遺跡に眠る莫大な富、凶戦士、
世界を覆う戦火・・・

すベてが書かれてある通りだった。

だが、
『新しい世界』の実現に関しては、
1行も書かれていなかった。

つもり、教皇もまんまと
利用されたというわけだ。

世界がどうなるかも知らずに
ただ盲目的に
5千年前の命令書に従い
行動していたのだからな。

【クムラン】
なるほど・・・大体分かりました。

ですが、まだ1つだけ
分からないことがあります。

【ディアス】
・・・・

【クムラン】
それは、あなた自身の目的です。

あなたの今までの行動には
教皇の不利益になることが多すぎる。

それにあなたは
機会はいくらでもあったのに、
ティアラさんを殺さなかった。

あなたはまさか教皇を・・・

【ディアス】
・・・・

【クムラン】
わかりました・・・
あなたを信じます。

【司祭ティアラ】
ありがとう、ディアスさん。

【ディアス】
礼を言われる筋合いはない。

【クムラン】
そろそろ私とティアラさんは
地上に戻ります。

今の私達の力では、おふたりの
足手まといになってしまいますから。
それに、何よりもファトゥムさんの
事が心配です。

ところで、ここは精神の海とは違い
2人で行動しなければならない訳では
なさそうですね。

ディアスさん達も
一旦地上に戻ってどなたかを
お誘いになってはいかがですか?

相手は神です。
何が起こるかはわかりません。
戦力は多い方がいいでしょう。

では頑張って下さい。
○○さん、ディアスさん。

【ディアス】
貴様に任せる。
進むも戻るも好きにしろ。


【聖者バルカイル】
来たか、神に仇なす悪魔め・・・

【ディアス】
『悪魔』か・・・

つまり貴様等はようやく
○○に神と戦う資格ありと
認めたのだな。

【聖者バルカイル】
貴様は・・・!

預言者として死んだのでは
なかったのか・・・

【ディアス】
そんなに意外なのか?
神の代弁者を名乗る割には
情報収集能力が低いのだな。

【聖者バルカイル】
アヴァダイルめ、
全て知っていて通したのか・・・

【聖者ガンビアル】
奴は一体何を考えている・・・

【聖者ハンアル】
これでは我らの使命が・・・

【聖者アドゥバキエキ】
まさか、これも奴の・・・

【ディアス】
アヴァダイルとは
最高位の十三聖者の名前・・・

だが、どうやら奴等の間にも
意見の相違があるようだな。

【聖者バルカイル】
アヴァダイルが何と言おうと
我々は汝らを認めぬ・・・

汝らの真実にも、
汝らの言葉にも興味がない。

『新しい世界』の到来を
阻む者には死を!


神に仇なす者
"BAL CHAIL"

Mission complete




【聖者バルカイル】
アヴァダイルめ・・・何故・・・

【ディアス】
死ぬ前に質問に答えろ!

貴様等は一体何者だ?
神の子に従う者、神の代弁者、
1万年前の太陽帝国の民、
聖書に登場するアノイアの聖者・・・

かと思えば、
先程のなどまるで異教の悪魔だ。
一体貴様等は何者だ?
何が本当の姿なのだ?

【聖者バルカイル】
我らは神より生まれし者・・・
この神の楽園の守護者・・・

【ディアス】
この薄暗い部屋が
神の楽園だと・・・?

【聖者バルカイル】
汝らの目は節穴か・・・?

この黄金色に光り輝く楽園が、
この神の園が見えぬのか・・・?

【ディアス】
何を言っている?
妄想を見ているのは
貴様等ではないのか?

【聖者バルカイル】
哀れな者共め・・・

【ディアス】
結局何も分からず、か・・・

先に進もう。


・BACK
・CONTINUE


   ・INDEX