持續了千年歲月的和平時代已成昨日雲煙,這是被後代歷史學家稱做「黃昏時代」的揭幕期‧‧‧




精神の渦
"Vortex Of Human Soul"

Mission complete




【オルフェウス】
まったく、
汗をかく仕事は嫌いなのに・・・

・・・!?

し、死んじゃったんですか?
・・・冗談ですよね?

【○○の声】
心配しなくていいよ。
眠ってるだけだから。

【オルフェウス】
○○さん・・・?

【○○の虚像(明)】
あなたとすこし話したいことが
あったの。

【○○の虚像(暗)】
邪魔だから沈んでもらったわ。
無意識の奥に。

【オルフェウス】
○○さんが3人・・・?

・・・誰ですか、あなた達は?

【○○の虚像(暗)】
あたし? あたしは○○。
○○の人格の1つ。

【○○の虚像(明)】
この『精神の海』に
2人で入ることを決めた時から
ずっと聞きたかったことがあるの。

ねえオルフェウス、あなたは本当に
私を信じてくれてるの?

【オルフェウス】
信じていますよ。
当たり前じゃないですか。


そりゃまあ、多少は。
ここに来るくらいですから。


【○○の虚像(明)】
ありがとう、オルフェウス。
私を信じてくれて。

【○○の虚像(暗)】
でも、あたしはあなたを
利用しているだけだけどね。

【オルフェウス】
え?

はぁ?

【○○の虚像(明)】
本当は誰でもよかったの。
あなたが利用しやすそうだったから
利用した、ただそれだけのこと。

【オルフェウス】
へえー、そうきましたか。

あなた方は本当に
○○さんなんですか?
どうも嘘っぽいなあ・・・

ぼくの知ってる○○さんは
もう少し単純な
女の子なんですが・・・


ぼくの知ってる○○さんは
もう少し単細胞な男なんですが・・・


【○○の虚像(明)】
言ってくれるわね。
私のことなんて
何も知らないくせに。

【オルフェウス】
知ってますよ。
見栄っ張りでわがまま、
自信過剰で常識知らず・・・


でもそこが好きなんですけどね。

知ってますよ。

バカで単純、
その上、ロが臭くて足まで臭い。


【○○の虚像(暗)】
あなたの知っているのは
本当のあたしじゃないわ。
ただの仮面よ。

【○○の虚像(明)】
そう、本当の私は仮面の裏にある。
あなたは、私の見せかけの自己しか、
表面しか見ていないのよ。

人間は誰でも他人と接する時に
それにふさわしい役を演じる。
いくつかある仮面の1つを選んでね。

例えば、
教師なら教師にふさわしい態度を、
医師なら医師らしい態度を
学生や患者の前では演じるでしょ?

でも、学校の中では教師であっても、
子供の前では父親としてふるまい、
妻の前では夫としてふるまう。
これは当然のことよね。

そしてあなたは、
仲間という役を演じている
○○しか知らないのよ。

でもそれは本当の私じゃない。
そう、あの○○は偽者なのよ。

【○○の虚像(暗)】
でも、あたしを責めないでね。

あなただってそうでしょ?
本当の自分の心を
あたしに見せていると言える?

【オルフェウス】
そりゃまぁ言えませんね。

そりゃまぁ
たとえ嘘でも言えませんね。


【○○の虚像(明)】
本当の私は
あなたが思ってるような
人間じゃない。

【○○の虚像(暗)】
冷静になって考えてみて。
誰があなたのような
嘘まみれの男に心を開くと思う?

哀れな男ね。
誰よりも仲間に飢えてるくせに。

【オルフェウス】
あなた達の方こそニセモノじゃ
ないですか?

ぼくは○○さんの全てを
理解しているわけではありませんが、
それでも、ぼくの知ってる
女性の中では比較的マシな部類です。


あなた達の方こそニセモノでは
ないのですか?

ぼくは○○さんの全てを
理解しているわけではありませんが、
ぼくの知る限り、○○さんは
そんな知恵が回る喋り方はしません。


あなた達の目的がなんなのか
知りませんが、
無駄ですよ、何を言っても。

ってことで早く消えて下さい。

【○○の虚像(明)】
言われなくても消えてあげる。
もうじき目覚めるみたいだから。
でも、これだけは言わせて。

もし私が偽者なら、
あなたの言う本物も偽者。
あなたの言う本物が本物なら
私達も本物よ。

それに、あなたの知ってる
○○よりは、あたし達の方が
限りなく本当の○○に
近いことは確かよ。

だって、あなたの前で
私は本心なんて出せないもの。

【オルフェウス】
何を言っても無駄ですよ。

ま、どこかの単細胞君には
有効的な揺さぶりかもしれませんが、
ぼくはそういうのに無関心ですから。

【○○の虚像(明)】
信じるの?
虚像の○○を。

【オルフェウス】
ええ。それが男の役割でしょう。

あまり認めたくはないですがね。

【○○の虚像(暗)】
あたし達は好意で言ってるのに・・・
虚像のあたしを信じていると、
あなたまであたしに殺されるわよ。

【オルフェウス】
ま、そういう結末でも構いません。
どうせ長生き出来ない体です。
そのような死に方も悪くない。

【○○の虚像(明)】
ありがと、光栄だわ。

【オルフェウス】
と言いながら、
案外気にしちゃうのが
人間なんですよね・・・

【オルフェウス】
なんでもないですよ。
じゃあ行きましょうか。



・BACK
・CONTINUE



   ・INDEX